人の胸に届くような そんな言葉が綴れたら

日々徒然, 大学時代

以前「はじめまして。」というメールを頂戴した、東京の有名私立大学に通う彼からのメールをいただきました。またまた送ってくれてありがとう。

大学時代、孤独に読書をする人の未来が、明るくないわけがない。
と個人的には思っている。

彼に限った話じゃあないけれど、もしこのブログを読んでくれている大学生がいたら、たまにの飲み会もサークルも合コンもいいけれど、孤独な時間をたくさん過ごして欲しいなあ、なんて。僕からの些細なメッセージだけれど。

大学時代は、多くの人にとってはおそらく人生の中で一番(そして最後の)孤独になれる時代だと思うんだ。

こんな僕ですら(自分でいうのもあれだけれど)社会に出たら人とたくさん関わって生きているし、そのギャップがまた心地よい。
そう思えるのも、実は大学時代までに圧倒的に引き篭もる時代があったからなのだけれど。

そして人生の中にどこかで引き篭もる時間がないと、人生の肥やしをつくることは難しい。やっぱり人は放っておくと群がる生き物だし、孤独な時間がないと次のステージに行けないのだと思う。
逆にいうと、孤独になりたいと思える環境なのであれば、それは「今の環境を変えよう」という合図なのかもしれない。(そろそろ僕も・・)
今すぐでなくとも良いから、数年先の未来と今を行き来しながら、孤独に今を楽しんでありたいですね。お互いに。

話は変わるけれど、つくづく音楽っていいよね。
音楽にこだわりを持っている人って、素敵だなあって思う。

自分の世界観があったり、言葉が好きだったり、メロディに癒されたり。
浸り方は人それぞれだと思うけれど、音楽は世界共通の言語だとはよく言ったものだと思う。

ちょっと脱線するけれど、僕はピアノとギターを(多少だけれど)弾くことができる。
10代の頃、独りぼっちで音楽の向こう側の世界に浸ってばかりいたから、流石に今は楽器に触る機会はかなり減ったけれど、10代の頃のその時間は今の僕を作る一つの大きな要素になっていて。

仕事を通して出会った人と、音楽の話で盛り上がることもある。
そこに自分の「哲学」があると、音楽の話題を通して人を知り、それらを共通言語としていくらでも話が広がっていく。

「仕事」というのはあくまでも一つのフックで、結局は出会いと語らいと、知性の交換をしているんだと思う。

何が言いたいかというと、本でも小説でも音楽でもゲームでも映画でも、自分の内側に入っているものと、哲学を併せ持っていれば、どこへ行ってもやっていける。

僕もこうして日々、言葉をつらつらと書き連ねていて、読んでくれる人がいるということは、幸せだなあと思うのです。

いつもありがとう。

 

<追伸>

Humbert Humbert(ハンバート ハンバート)というアーティストの「Tora(虎)」という曲を紹介してもらいました。

「人の胸に届くような そんな歌がつくれたら」という素敵な歌詞があるそうで、言葉のギフトをいただきました。ありがとう。

 
そういえば、今日はハッピークリスマス。

クリスマスの朝にこのブログを綴っています。今から京都です。京都へ向かう道中で聞いてみよう。