【日記】久しぶりのジュンク堂

2020年8月3日日々徒然

毎週必ずリアル本屋さんに足を運ぶ習慣は今のなお継続しているのですが、ここ数ヶ月は家で仕事をする機会が多くなってきたので、仕事の移動の合間にふらっと本屋さんに行くというよりは、平日の夜や土日にまとめて時間をとって本屋に足を運ぶ機会が増えました。

この週末は久しぶりに梅田のMARUZEN&ジュンク堂に行ってきました。
ルクアの蔦屋書店と並んで、大阪市内ではお気に入りの書店なのですが、コロナの中ではなかなか阪急梅田まで足を伸ばすことは難しく、久しぶりのジュンク堂です。

やっぱり、リアル書店はいいね。笑

なんだかんだとアマゾンで本を買ってしまう便利さに慣れてしまい、さらにはKindleで購入してiPadで読むという、なんとも今時の読書習慣に浸かっていたので、リアル書店に足を運ぶとすごくテンションが上がりました。

紙の本の匂いとか、感覚というのはやっぱり人間まだまだ大事にすべきものだと思いますし、デジタルに移行したと言っても、なんだかんだとアナログの良さを感じる感覚は忘れずにありたいですね。

地元でも毎週通っていた書店がジュンク堂

僕が大学時代に書いた記事を読み返していました。

中学時代から週末の楽しみは、父親とジュンク堂に通うこと。

僕の地元は地方でしたが、僕が小学生の頃にビル一棟のジュンク堂ができてからは、そこが僕の聖地でした。笑

大学時代になって自分で塾講師のアルバイトをして稼いだお金は、そのほとんどが本代に消えて行きました。

毎週、ブックオフとジュンク堂を行き来するのが僕の大学時代の最高の快楽。
飲み会も合コンもボウリングにも全く縁がなかった大学時代を過ごした僕の青春は、地元のジュンク堂での思い出でいっぱいです。

大人になって自分で仕事をしてお金を稼いだ1番の幸せは、値段を気にせずに好きな本を買うことができるということ。これに尽きる。

結局3時間以上ジュンク堂にいて、立ち読みをして本を買って、1万円以上分の本を購入しました。
それは手で持てる範囲の冊数で、それ以外で欲しいと思ったものは、その場でアマゾンで買いました。笑

明日くらいには自宅に大量の本が届くという幸せ。ああ。いい休日。

ビジネス書のコーナーで立ち読みをして即決をして購入し、帰り道のカフェで読み切ってしまった素晴らしい本を一冊紹介。

外資系のコンサルティングファームを歴任し、今はローランド・ベルガージャパンの会長をなさっている遠藤功さんという方が書かれた本。


梅田のカフェで一気に読みきって、家に帰って付箋を貼りまくったのですが、久しぶりにハッとさせられる本で良書でした。

正直、毎週毎週ビジネス書を読んでいると、その大半は「ああ、またこの内容ね」と思わされるものが多い。
なぜならば、ほとんどの内容は他のビジネス書の使い回しの内容で、多少表現は違えど、同じようなことを言っているものが多いわけです。

それはそれで「目を通すビジネス書」ということで読み通すものが多いのですが、遠藤功さんの骨太な内容は非常に学び大きく。

例えば、コンサルタントは何のプロであるか?という問い。

戦略コンサルならば「戦略のプロ」であるし、ビジネスのプロであるのかもしれない。あるいはもっと特定のスキルや専門性を有しているのかもしれない。特に昨今はコンサル業界も細分化されているので。

でも、ちょっと抽象的ではないか・・?

遠藤功さん曰くコンサルタントは「変革のプロ」であると。ああ、そうだとこれは唸らされる表現でした。

コンサルという立場では、変革は「日常」であると。
ただし、クライアントの企業にとって変革とは「非日常」である。

だからこそ、外部のコンサルタントが「触媒」となって企業に変革をもたらすサポートをするのだと。

この部分に唸らされる人は、いろんな企業のプロジェクトに関わらせてもらい、外部のコンサル、アドバイザーが関わることの意味ってなんだろう?価値ってなんだろう?と何重にも悩んだことのある人にしかわからない深みだと思うのです。

そのくらい濃縮された表現であり、遠藤功さんの過去何十年の重みが伝わる表現だなと思って感動していました。

僕自身が過去3年間、今の仕事で携わらせてもらったプロジェクトは数十にも上りますが、他のコンサルが関わるプロジェクトは数百件、その経緯を見てきたはずです。

あらゆるテーマに携わらせてもらい、僕自身は長いもので3年弱もの期間、関わったプロジェクトもあります。
テーマが多岐に渡りすぎるので、一つ一つのプロジェクトの専門は何かと問われると難しい。それぞれで関わった価値も言葉にするのが難しい。

でも、後ろを振り返ってみると僕自身ですらこれだけの経験があり、「多様なテーマのプロジェクトに関わった」ということが価値になるのだと。

もっというと「多様なプロジェクトでの変化を体験してきた」ということが価値になって行くのだと、今となっては思うのです。

僕自身の経験からくる価値についての言語化については、また、別の記事にまとめてみようかな。

長くなりましたが、良き休日でした!