集中力が1分未満の親から生まれた子どもたち

日々徒然

ちょうど30代の僕ら世代は「ゆとり」と呼ばれる世代なわけだけど、僕の同世代は割と子供を産んでいる人も多くなってきている。

20代後半はいわゆる「結婚世代」なわけだけど、30代になると「親世代」になっていく。

さて、「集中力」の話をしよう。

「現代社会のパンドラの箱」と揶揄された書籍が2022年に出版された。

映画を早送りで観る若者が続出しているこの令和時代なのだけれど、今の10代や20代、そして僕ら世代を含む30代の人たちは集中力が持たない人が大多数。

おそらくはちゃんと物事に集中できる時間は1分未満の人がこの世代の全人口の約半数を占めるのではないか。

2時間の映画を集中して観るなんて、到底無理。

本を一冊読むなんていうのも、到底無理。

できれば1分未満のショート動画で時間を潰し、1日を終え、人生を終えていく人たちがなんと多いことか。

YouTubeやTikTok、Instagramのようなプラットフォームを作っている人たちは天才集団なので、動画クリエイターたちを囲い上げ、観る人たちの時間を奪っていく。

どんどんと集中力が削られていく時代を僕らは生きていて、スマホが振動するだけで意識がそちらに向いてしまう。

「ネットを見ると、バカになる」というような単純な論ではないけれど。
もちろん最適化された社会に適応しながら生きていくことも必要だけど。

集中力が1分未満の親から生まれた子どもというのは悲惨ではないか。
母親の遺伝子が、子どもの知能に最も相関するわけで。

今の子ども世代が10年後〜20年後に親になって、また子どもを産むのだ。

いつか「集中力が1分未満の親から生まれた子どもたち」という本を書いたら、タブーへの挑戦ということでバカ売れ&炎上するかもしれない。