本当に優秀な人とは、人生における優先順位の付け方を知っている人
以前から僕のブログで時々登場する、大学時代の同級生で、今は東京で勝負している人と久しぶりに話をしました。
その彼と話をして以前に書いたのが「人生で手段と目的を混同するな」という話。
僕がこのブログを書き続けている理由でもありますが、社会で生きていくには「どこに立つのか」ということがものすごく大切。
自分が立っている場所、勝負する場所によって人生はいかようにでも変わるからです。
自分が大事にしたい価値観と、人生の目的を踏まえた上で立つ場所を選ぼうぜ、という話。
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僕がいまの新卒で今の職場を選んだのは、
1)業種的に自分に合っていると思ったから。情報の掛け算
2)10年後の自分を見たときに、ちゃんと自分の中に蓄積資産が得られると思ったから
3)先輩社員を見てぶっちゃけ楽勝だなと思ったから
という3つで、特に3つ目の「この場所を選べば楽勝できるな」と直感的に思ったから。まあ理由も勿論あるのだけれど。
就職活動をする中でもちろんいくつも内定をもらっていたし、周りから見ると「こっちでしょ!優良企業だし」と思われる企業も僕の中ではしんどい競争に巻き込まれそうだったから普通に辞退しました。
なぜならば、僕という人間が「自分が優位なポジションを(ある程度)持てる場所じゃないと頑張れない」ということを、学生時代までの経験から知っていたからです。
林修先生の言葉をちゃんと聞こうぜ
「今でしょ!」で一躍有名になった東進ハイスクールの林修先生ですが、彼がテレビに出て語る言葉には、社会で生き抜く術となるヒントが満載です。
彼の言葉でいうところの「勝負する土俵を間違えない」という考え方は、僕の中でもピタッとくる考え方ですし、多くの人がしわせに生きることができる叡智だと思うのです。
具体的な話をすると、上で書いた僕のその友人は、いまちょっとしんどいかもしれない。
本当は、自分自身の生き方とは無縁のような場所で合ったとしても、その場所で頑張り続けることを求められ続ける。
社会というのは怖いものでいつの間にかい思考停止になってその場所で「一矢報いるまで頑張らねば・・!」と思わされる魔力があるのです。
僕がこれだけ多くの就活生の人たちと話をしてきて思うことは、みんなあれだけ考えて、自分のやりたいことは?軸は?価値観は?本当にこの企業に合うのかな?ということを考えに考え抜いて選んだはずの場所であったとしても、ファーストキャリアでハッピーになれている人というのはほとんどいない。
不思議なものです。なぜだろうか?
それは日々の忙しさとか、「社会のルール」という波に飲まれるうちに、「あれ?こんなはずじゃなかった」と思いながらも思考停止の状態に陥らされてしまうから。
9割の人は自分の人生の「目的」を忘れ、本当はどうでもいいはずの「手段」を一生懸命に考えてその場所で戦う選択をしてしまう。
不幸になるくらいなら、その時間が勿体無い。やめちまえ、と言いたい。方法論はいくらでもある。
方法論が分からないと言うならば、僕がとことん付き合います。
自分の人生の優先順位を付けることを忘れない
一方で、一部だけれども自分の人生をちゃんと歩んでいる人。
大変かもしれないけれど一歩ずつ進んでいる人たちの共通点というのは、もう、1つしかないのです。
それが「自分の人生の優先順位」をちゃんとつけられているということ。
自分の人生で大事なものがいくつもあって、ちゃんと優先順位を付ける。
ぶっちゃけ、その優先順位の1位さえ忘れなければ、2位以下で全敗だったとしても惨敗だったとしても、いいじゃないか!
だって、自分の人生において最も大事なものをちゃんとわかっていて、それにつながる今なのだから、それ以外がどうだって言うのだ。
自分の大事なものくらい、自分で知っておこうよ。
世の中の大人たちは、本当に大事なものを忘れてしまった人たちで溢れかえっている。
ちゃんと人生の第一志望を言語化しよう。そしてそれを書いて毎日持ち歩こう。
毎日ニヤニヤしながらそれを眺めることができれば、たとえ今日少しばかり嫌なことがあってもいいじゃないか。
人生は第二志望以下に付き合っていられるほど長くはないのだから。