驚きのレンガドミノの仕組みを解説してみた

2019年8月18日現象を物理学で捉える

いっとき、Twitterなんかで海外の「レンガドミノ」の動画がバズったのをみたことがあるでしょうか。


何これ!?

と思う人も多いと思う。
並んだレンガがドミノのように倒れていった。

と思いきや、反対側から押し返してくる・・!

これは別に合成動画でもなんでもなく、ちゃんと原理があるのだ。

ということで、物理学的に(?)解説してみよう。

ちなみに、元ネタのサイトはこちら

仕組みは実はシンプル

押し返してくる波のような流れになる仕組みは意外とシンプルで、
最後のレンガが倒れると、次のレンガも支えがなくなり、連鎖的に倒れていくというもの。

と、これだけ読んで理解できる人は想像力がある方かもしれない。笑

でも、これだけではわからない人も多いと思うので、図で説明してみる。


まずはこのように左から右へとレンガドミノが倒れていく。
一番右のレンガは支えがなくて、下にパタンと倒れる。


一番右のレンガが倒れた後は、その隣のレンガの支えがなくなって倒れる。


次はその隣も・・ということで、順々に倒れていく。

こうして全てのレンガが倒れ切るのだが、その様が「波が押し返している」ように見える。これがレンガドミノの不思議なトリック!シンプルだけれども面白い、いかがでしょうか。

解説動画の解説をしてみた!

英語版だけれど、数学的な解説動画もYouTubeに載っていた。


ところが、この解説動画を見て、一発で何をいっているのか理解できる人はいるだろうか・・・?笑

このレンガドミノの調整のポイントは、最初倒れ始めていく時に、次のドミノにどのくらい支えられているのか?というところですね。

ということで、ゆってぃも考えてみました。
ようは、下の図のように「重なっている部分の長さはどのくらいか?」を求めましょうということです。


上の解説動画では、幾何学的な(ようは図形的な)考え方で求めています。

めっっっちゃシンプルに書くと、こういうことです。
図は解説動画を参考に(できるだけ同じように)考えています。

青色の三角形から、赤色矢印の「ここの長さ」を求める

 

角度のことを「θ(シータ)」と呼びます。
高校数学で習っていますが、みんな覚えているかな。笑

有名な「サイン・コサイン・タンジェント」とかいうやつですね。
数学の単元的には「三角関数」と言いますが、今回は別にそこまで難しい話ではないので、お付き合いください。

赤色矢印の長さは、こうやって求めます。

(赤色矢印)= 21 − (21 × sinθ)          ・・・①

これは流石にOKでしょうか?
(わからなかったら質問メールください・・・)

で、解説動画にも出てきますが、まずはsin(サイン)ではなくcos(コサイン)から求めます。

cosθ = 6 / 21

ですね。

で、cos(コサイン)が求まるとsin(サイン)が求まるので、後は計算式①に代入して終了、ということです。

解説の解説になっていますでしょうか?

※ちなみに、sinθの求め方は「(cosθ)の2乗」をして、1から引いて√(ルート)をつけます。調べてみてね。

以上!ゆってぃの物理学講座でした!(物理学講座になってないw)

読んでくださって、ありがとう。

 

<追伸>
この動画の仕組みを解説してみてほしい!
といってくれたあなた、ありがとう。