『現象を物理学で捉える』連載はじめます

現象を物理学で捉える

僕の専門が物理学であるというのは、常々このブログに書いているわけですが、社会人として仕事をして3年目になるいま、改めて世の中や社会の成り立ちを「物理学的に」観ているなあと考えさせられることが多々あります。

そしてもう1つ、思うこと。
「学生時代までに学んだことが、社会に出てこんなにも役に立つとは、思っていなかった」ということ。

書き間違いではありません。
「学生時代までの学びは、役に立たない」ではなく、「こんなにも役に立つとは」という驚きで満ち溢れています。

 

『世の中の原理原則を知りたい』がモチベーション。10代の頃の自分が知りたかった社会のリアルを綴っています。

これは僕のブログの冒頭に書いている言葉です。
この言葉は将来、変わるかもしれない。けれども、いまの僕のモチベーションというのは、「世の中の原理原則を知りたい」ということで満ちています。

物理学を学ぼう。と決めたのは、15歳、中学3年生のときです。
それまで数学好きだった少年ゆってぃは、自然科学という世界の面白さを知り、そこに心が奪われてしまった。

と同時に、ビジネス書を読み漁る10代を過ごしていましたけれども、実際の社会の中で「どんな方程式があるのか」という探求が、楽しみで楽しみでしょうがなかった。

10代の頃はもちろん、実際に社会に出ているわけではないですけれども、世の中のリアルとか、仕組みを作る側の景色とか、知りたくてもしれない。でも心惹かれる世界。それらに触れたくて、向こう側に立ちたくて、そんな悶々とした気持ちを抱えながら学生時代を過ごしていたことを、今も強烈に覚えています。

現象を物理学的に捉えるとは?

社会に出て仕事をすると、様々な出来事が起こります。
それらの現象というのは実は、全て原因と背景がある。
そしてその原因と背景には、共通した原理原則があります。要は、ルールがあるということです。

でもそのルールというのは、目に見えないことが多い。
自然とできたルールのこともあるし、誰かが意図的に作ったルールのこともあります。

何れにせよ、それらのルールや決まり、法則というのは、なかなか目に見えないことが多いのです。
そして僕らは常々、目の前の「見える現象」に振り回されていきています。

仕事を通して見えた社会の仕組みや裏側に潜む方程式を、一つずつ言葉にして書いてみようというのが、このブログのモチベーション。
一口に「ブログを書く」といってもいろんな興味関心があって、実際に僕のブログも多岐にわたるカテゴリがあったりしますけれども、長い目でおつきあいをいただけたら嬉しいです。

会社を辞める人たちの中で、一番多い要因の共通項というのは「人間関係」と言います。

なぜ、人間関係に悩むのかというと、人間関係の力学が見えないら。
その人がどんな考えを持って、その言動をしているのかということを理解できない(あるいはしようとしない)からこそ、自分と他人は違って当たり前のはずなのに、しんどい思いをしてしまうのです。

ありがたいことに、僕の趣味はひとつ「人間観察」というものがありまして。笑

この人が、なぜ、そんな言動をするのか?を観察することが楽しい。
その観察の中で見えた人々の言動や振る舞いもまた、このブログに書いていこうと思っています。