驚きのレンガドミノの仕組みを解説してみた
いっとき、Twitterなんかで海外の「レンガドミノ」の動画がバズったのをみたことがあるでしょうか。
何これ!?
と思う人も多いと思う。
並んだレンガがドミノのように倒れていった。
と思いきや、反対側から押し返してくる・・!
これは別に合成動画でもなんでもなく、ちゃんと原理があるのだ。
ということで、物理学的に(?)解説してみよう。
ちなみに、元ネタのサイトはこちら。
仕組みは実はシンプル
押し返してくる波のような流れになる仕組みは意外とシンプルで、
最後のレンガが倒れると、次のレンガも支えがなくなり、連鎖的に倒れていくというもの。
と、これだけ読んで理解できる人は想像力がある方かもしれない。笑
でも、これだけではわからない人も多いと思うので、図で説明してみる。
まずはこのように左から右へとレンガドミノが倒れていく。
一番右のレンガは支えがなくて、下にパタンと倒れる。
一番右のレンガが倒れた後は、その隣のレンガの支えがなくなって倒れる。
次はその隣も・・ということで、順々に倒れていく。
こうして全てのレンガが倒れ切るのだが、その様が「波が押し返している」ように見える。これがレンガドミノの不思議なトリック!シンプルだけれども面白い、いかがでしょうか。
解説動画の解説をしてみた!
英語版だけれど、数学的な解説動画もYouTubeに載っていた。
ところが、この解説動画を見て、一発で何をいっているのか理解できる人はいるだろうか・・・?笑
このレンガドミノの調整のポイントは、最初倒れ始めていく時に、次のドミノにどのくらい支えられているのか?というところですね。
ということで、ゆってぃも考えてみました。
ようは、下の図のように「重なっている部分の長さはどのくらいか?」を求めましょうということです。
上の解説動画では、幾何学的な(ようは図形的な)考え方で求めています。
めっっっちゃシンプルに書くと、こういうことです。
図は解説動画を参考に(できるだけ同じように)考えています。
角度のことを「θ(シータ)」と呼びます。
高校数学で習っていますが、みんな覚えているかな。笑
有名な「サイン・コサイン・タンジェント」とかいうやつですね。
数学の単元的には「三角関数」と言いますが、今回は別にそこまで難しい話ではないので、お付き合いください。
赤色矢印の長さは、こうやって求めます。
(赤色矢印)= 21 − (21 × sinθ) ・・・①
これは流石にOKでしょうか?
(わからなかったら質問メールください・・・)
で、解説動画にも出てきますが、まずはsin(サイン)ではなくcos(コサイン)から求めます。
cosθ = 6 / 21
ですね。
で、cos(コサイン)が求まるとsin(サイン)が求まるので、後は計算式①に代入して終了、ということです。
解説の解説になっていますでしょうか?
※ちなみに、sinθの求め方は「(cosθ)の2乗」をして、1から引いて√(ルート)をつけます。調べてみてね。
以上!ゆってぃの物理学講座でした!(物理学講座になってないw)
読んでくださって、ありがとう。
<追伸>
この動画の仕組みを解説してみてほしい!
といってくれたあなた、ありがとう。