「B層」って知ってる?

日々徒然

日本国民はA〜Dの4つの層に分類されているんだぜ、という話。

 

「B層」はビジネスにおいて物凄く重要なターゲット層であるということは、戦略やマーケティングを一通り学んだことがある人であればご存知のことと思います。(そういう人は数限られていますが・・)

B層とは、ちょうど15年ほど前の小泉内閣時代に、とあるコンサルティング会社が、郵政民営化を中心とした小泉政策を進めるにあたって戦略をつくり、その戦略のターゲット層として定めた人たちのことをいいます。

B層がどういう人たちかというと、オブラートに包んでいうと、

・IQが低く、具体的なことはよく分からないけれど、小泉首相の「政策」ではなく「キャラクター」を支持する層
・情報弱者で、自分であまり考えるということをしない層

ということですね。

要するに情報弱者の人たちで、自分で考えるというよりは、メディアやネット(当時は主にテレビ)などの情報を鵜呑みにし、イメージで物事を判断する人たちのことです。

B層


ビジネスを仕掛ける側の人間からすると、こんなに有り難い話はない。(一方で逆の難しさを孕んではいますが・・)

自分で考えることがないため、イメージを打ち出せばそこで世論は動くのですから。
(世の中にありふれている広告の大半はこの層に向けた打ち出しとなっている)

「B層」戦略が言っているのは、自分のアタマで考えないと搾取されるということ

ちょっと話は脱線しますが、一時期ブームになった(今もか・・)「タワーマンション」という不思議な文化が日本にはありまして。

賃貸ならもとい、分譲で数千マンのタワーマンションを購入することが夢という不思議な人たちが日本には存在するのですが、例えばこれもメディア(と不動産業界)が流した情報に基づいたイメージですよね・・?

「住みたい街ランキング」なるものが毎年発表されるのですが、近年そのランキングの上位だった武蔵小杉(むさしこすぎ)という川崎市の街があります。

そこはもともと工業地帯だったのですが、人口の増加に伴ってディベロッパーがタワーマンションをバンバン建てた。

そして見た目は立派なタワーマンションに住んだ人たちを取り上げたメディアにより、住みたい街ランキングの上位に位置し、人が殺到。

でも、、インフラ整備が追いついていないことを(きちんと調べれば)わかっていたはずなのに、誰もが見て見ぬふりをしていました。
(そもそも調べたり考えることを放棄している人も多く・・)

その結果、去年、下水管は破裂・陥没。
マンションに住む人たちは、トイレを使わないでください!という勧告まで出される始末。

聞くところによると、武蔵小杉駅は毎朝、電車に乗るだけで30分とか並ぶらしいですね・・?

嫌じゃないですか?

毎朝、電車に乗るだけで30分の行列に並び、せっかく住んでいるマンションで「トイレ禁止!」と言われるのって、嫌じゃないですか?

数年経ったら価値が暴落し、分譲マンションを購入したせいで腰が重く移動ができず、数十年のローンが残り、、という生活を本当に望んでいますか?

そんなに「住みたい街ランキング上位の街」の「タワーマンションに住んでいる自分」が良いのですか?

 

日本人の悪い癖ですが、”みんな”が良いと言ったものは、無条件に良いと信じるという不思議な傾向があり、それが巨大な「B層」を作り出すのです。

その”みんな”って、誰?

上の例は最近の話題だったので取り上げてみましたが、ようは自分のアタマで考えないと、搾取される側になっちゃうよ?ということ。

 

この本はよかった。自分のアタマで考える人とそうじゃない人の違いは、考える「習慣」があるか否かの違いなんですね。

自分のアタマで考えよう

 

 

<追伸>
余談ですが、武蔵小杉はどんどん人が流出しており、地価が大暴落しているそう。(そりゃあそうだ)
これから先、数年をかけてタワーマンションの価格暴落が始まることを予想します。

憧れのタワーマンションを購入しようと思っている方へ。
趣味で住みたい!と思っているなら全然良いですが、自分(とパートナー)の生涯賃金と、地下の暴落を今一度考えてみてくださいね・・

基本的によほどの立地じゃない限り、日本国内の不動産は価値が下がるしかあり得ないのですから。