言っていることではなく、やっていることを観よう

社会人3年目(大阪), 経営者向け

昨年から顧問契約をしている大阪の中堅企業。
社長は60歳を超えてもなお、めちゃくちゃ元気な人。

僕らの仕事柄、売上規模2桁(~100億円未満)の企業とお仕事をすることは、ゼロではないですがそんなには多くはないという中で、
僕が「社長!まいど!」から始まって「営業組織改革」という切り口の下での「社長の意識改革」のためのプロジェクトをやらせてもらっていました。

もう直ぐ1年になるのですが、今日、社長と話しをしていて「社長、そういえばもう直ぐ1年ですね。その後のご契約はどうします?お任せします」という話をしてきた。

こういうやり取りって、営業的にはダメなんだろうね。笑
でも、僕は「いや、次もやりましょうよ」とかいう言い方はどうしても出来なくて、「僕ならこうしますが」という話は聞かれたらしますが、こちらから「お願いします、契約をしてください」とは言わない。

「いやあ、おたくのコンサルフィー、高いからさあ」
と笑顔で言われまくって早1年。

「こういうのって、損得勘定やん?うち、儲かってへんからな~」
と大阪の企業の社長らしく、お金のことばっかり言われる。笑

お金のことばっかり言われるんだけれども、満足度を聞くと「まあ、満足度はね、8割くらいだよね、10割には中々行かへんやろ~」とか言いながら、お金を出し渋りされたことは1回もない。

最初は「本気でこの人、高いとか言ってるの?」とか思っていたけれど、どうも違うらしくて、大阪の挨拶らしい。笑

今日「そういえば、次、どうします?」というと、「いやあ、やりますよ、お願いします」ということで、あっさり次の1年の契約を頂きました。

 

「儲かってへんからなあ」と言いながらも、言った事は必ずやるし、次々に仕事を発注してくれる。
彼らはかなりニッチチップの企業だし、社長の立場からしたらまだまだだと思いますが、かなり素晴らしい会社だと思う。

その人が「言っていること」ではなく、実際に「やっていること」に目を向けて、成すべきことを成す人間でありたいものです。

そういえば、別で新規事業に取り組みたいんだけど・・という話も頂戴したので、100%以上の価値で返します。

共に咲きたいですね。
これからもよろしくお願いします。