人生の先輩の”生き様”に学ばされる

2019年3月23日社会人2年目(大阪)

今日、梅田にいるんだけど、御社に行っていいでしょうか?

今週、ある東証一部上場企業の部長をなさっている方から僕の携帯に電話があり、「いきなりで申し訳ない」と言いつつも、「ちょっと、ゆってぃさんに相談したいことがあって」ということで、僕らの会社に来てくれました。

その人は1年くらいお付き合いがある人で、なんだかんだと大阪で会ったり、東京で商談したり、いろんな話をしていた方。

そういえば、以前にも「いま、梅田にいるんだけど、ちょっと出られる?」といきなり電話がかかってきて、ホテルのラウンジでアフタヌーンティーをご馳走になって、「ゆってぃさんの将来の夢は?」とかいろんな話をしたっけな。

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仕事の話を少しして(いろいろ案件の相談をもらっている)、そのあとは、なんとその人の人生について語り合う1時間となりました。笑

その方はいま59歳とのことらしく(意外!かなり若く見える)、来年に一応定年を迎えるらしい。
もともとパナソニックにいた人で、いまは別の会社の事業部長をしているのだけれど、僕が知っている50代後半の偉い人の中ではかなり尊敬できる方。

上からではないのですが、非常に優秀な方だし、人としてもいい感じの方。

まさか仕事以外でその人の人生について語り合うことになろうとはいざ知らず・・・

 

あと1年経って60歳で一つの区切りを迎えるとのことで、そこから先、どういう生き方をしようか?ということ。
「率直に、ゆってぃさんの目から見て、今の私はどう映っていますか?」と。

自分の子供よりも年下の僕に向かって、まっすぐそういうことを聞けるその人に、とても頭がさがるなあと思うのです。純粋に尊敬する。

市場価値的に見て、どうですか、と。
私は将来、こういう生き方ができればいいなと思っていて、もしよければ、率直な感想を聞きたいんです。

そんな風に単刀直入に聞ける人って、すごくないですか?
いろんな経験をしてきて、もう直ぐ60歳になるという人が、僕に「今の私の市場価値をどう見ますか」と。

敬意を評して、僕が思っていることを率直に伝えました。

要は、60歳で「◯◯部長」という名刺を外した時に、市場がどう見るのかということ。
今までのご経験の中で、何が直接的に活き、そうではないところは何で、そしてどんなスキルをこれから開拓していったほうがよいのか。

聞かれない限り言わないのですけれども、そうやって一個人として向き合ってくれるその人に向けて、僕なりに応えられることは最大限に応えたと思っています。

人生で何を成し遂げてありたいのか?

その人は、教育に関わって生きていきたいと言います。

若い世代に、もっともっと伝えたい人生があるのだと。

その人は実は、30代前半の1人娘がいらっしゃるとのことで。
海外の大学(しかも医学部・・!)を出ているというその娘さんは、いま、海外でかなりのエリートしかいけない機関に勤めているらしい。

その娘さんとの関わりや、いろんな若い世代を見ていて、やっぱり「教育」に行き着いたのだと言います。

昔は、出世して役員になりたいとか思っていた時期もあったのだけれど、いまは、もちろんそれもいいけれども、本当に成し遂げたいのは何か?ということを考えるようになって。
娘は若干30代にして、今の私と同じくらい稼いでいて。笑
でも、生き様としてまだまだ背中を見せたいと思っている。

そんなことを揚々と語っていて、ああ、いいなあと思って話をしていました。

僕はその人から「生き様のかっこよさ」みたいなものを見せてもらったような気がします。

僕も確かにまだ20代ではありますが、人生の先輩たちから見せてもらう生き様に、学ばされているのです。

それは年齢は関係なく、いまの僕という人間に求められるものでもある。

人生で何を成し遂げてありたいのか。
それを考えるか否かによって、そこから先何十年の生き方が変わるのです。