仕事をして痛感する、大学時代の恩師が教えてくれた「教養こそ、後から効いてくる。その意味は、いずれわかる」の意味
東京なうです。
朝一の新幹線にって、10時から東京で打ち合わせ。(7時前の新大阪発、早い・・)
午後から社内でキックオフをして、夕方には解散。二次会には行かず、そのまま社外の人と2件、打ち合わせを兼ねたご飯に行ってきました。
その間、丸の内のMARUZENに行って1時間ほどぶらり立ち読みをしていて、ふと巡り合った山口周さんの本がめちゃくちゃ良きだったのでご紹介。
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
<内容>
コンサルの修羅場で、一番役立ったのは哲学だった――。 「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。
→ 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
物事を相対的に捉えるためには「教養」が必要
なぜ、哲学を学ぶのか?
という問いかけから始まる本書ですが、すごく共感をするわけです。
色々な人に会う中で、「この人の話、すごく面白いなあ」と思わされる人というのは、その言葉の背景にある深い思想や教養のバックボーンがあるからで、だからこそ一見すると「これって、何の役に立つの?」というようなことであっても、過去の学問の叡智や思想から学ぶことが結局はその人の厚みになっていく。
僕には大学時代の恩師がいて、大学1年生の頃からよく、ふらっと研究室にお邪魔をし、いろんな話をしに行っていました。
確か大学1年生の夏頃だったと思いますが、専門の物理学と数学の話以外に、読書についての話になりました。
僕が「海外の本とか、哲学書とか、そんなものも読みたいんですよね」というような話をしていた時に、
「結局、リベラルアーツこそが後から効いてくる。今、大学で君が受けている専門以外の共通科目も、その意味が後からわかるから」
とおっしゃってくれた。
その「教養こそ、あとあとになって必ず効いてくるから、ちゃんとやっておきなさい」という教示こそが、僕の財産だなと思うわけです。
哲学なり、思想なり、そういう教養を学ぶ意味というのは色々ありますが、一つは物事を相対的に捉えることができるということだと思っていて。
例えば、仕事をしていく上でも、課題を”解く”ということは教えられるかもしれませんが、そもそも課題を”設定する”ということのほうが、極めて難易度が高く、そして日本企業の多くは、そもそも適切ではない課題を一生懸命になってやっている、という場合が往往にしてあるわけです。
どうしてそういうことが起こるのかというと、それは物事を相対的、かつ、俯瞰的に捉えることができないからなわけで、その根底にあるのは”教養のなさ”であるわけです。厳しいようですが。
古今東西の人たちから思想や哲学、教養を学ぶことで、過去と同じ過ちを繰り返さないし、今目の前で起こっている現象がどんなものであるのか?ということを知ることができる。
そのためにこそ、「教養」が求められるのだと思うのです。
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今からランチに行ってきます。上の続きは、また後で書きますね。
東京の10月は、ちょっと肌寒いです。
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武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
<内容>
コンサルの修羅場で、一番役立ったのは哲学だった――。 「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。
→ 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50