複数回の1日を生きる
この1年ほど、夜中や明け方に何度も目が覚めてしまうという生活を繰り返しています。
もともと僕はかなりのロングスリーパーで、休日は12時間眠ることもザラにありました。学生時代もそうですし、社会人になってからの数年間もそうでした。
変化があったのは、大阪から東京に越してきた社会人4年目のあたりから。
会社での役割が大きく変化し、24時間常に脳みそに微電流を流しながら仕事をする刺激環境と相まって。自分で仕事をするようになり、会社を立ち上げ、プレッシャーというよりはむしろ初期はワクワクさが、途中からは常に「これをしたい」とか「あれを考えないと」といったふうに常にスイッチがオンの状態が続いているわけです。
これが日中のみならず夜中でも寝ている時でも常に思考スイッチがオンの状態が続いており、夜中や明け方に目が覚めてしまう状態になってしまいました。
もちろん睡眠不足にもなるので、もともと日中に昼寝をする習慣が多かったですがより一層、ほとんど毎日、昼間の合間の時間を見つけて昼寝をするようになりました。
最初の頃は「どうしたら夜中にまとまって眠れるようになるか」ということを考えていましたが、最近になって「まあ、今のうちだけと考えて、これはこれで楽しもうか」という気持ちになってきました。
僕は仕事や人生のスタイルとして「ショートダッシュを繰り返す」型があっています。
1日中、1つのことに打ち込むというよりは、数時間単位で区切って、その瞬間で出し切って次のことをやる、といった時間習慣が自分に合っているのです。
これは学生時代からそうで、例えば1日中、大学の図書館で本を読んでいたとしても、1冊の本を読むにも2〜3時間で一区切り。仮に本の途中だったとしても、次の時間では別の本やジャンルに思考回路を切り替えほうがもっとも捗るということを、経験則的に見つけていました。
これは別に必ずしも数時間でなくて半日であったとしても構わなのですが、少なくとも1日中とか数日間とか、1つのことに没頭するというスタイルよりは、1つの区切りを元にしてダッシュを繰り返す方が、自分自身の性に合っているということです。
いま、僕は1日の中に、複数回の1日を過ごしている感覚があります。
脳みそフル回転で1つのことを考え、ぐったりして昼寝をして、元気になって次の1日を生きる。そんなショートダッシュの繰り返しで生きている感覚です。
これが良いかどうかは未だわかりません。単に僕の特性ということもあるかもしれませんし、この生き方働き方をしている今だからこそのものなのかもしれません。
いずれにせよ、これがあと10年続くわけではないと思うのです。
であれば、このような「1日の中に複数の毎日がある」スタイルの生き方も、今としては良いのではと思っているのです。
22時頃に眠りにつき、夜中の1時過ぎに目が覚め、本を読んだ後にこうしてブログに向かっている土曜日の明け方です。