情報習慣の大切さについて考える

2020年4月29日ビジネスパーソン向け, 経営者向け

僕は自身が顧問契約をしているクライアントに対して、幾度となく伝えているメッセージがある。

それが「情報習慣の大切さ」であり、その習慣を身につけるために僕とクライアントの方々とで、物事の見方、考え方、情報の処理の仕方を一緒に議論する。

もちろん、僕自身が顧問先であるクライアント・経営者に対して伝えることもたくさんあるし、同時に僕自身が教えていただくこともたくさんある。
トータルで見ると価値の等価交換が行われており、僕が顧問先に対して情報、知恵を授ける代わりに対価を頂戴する。

情報習慣の大切さと言えど、一朝一夕に身につくものではないし、僕自身は情報提供だけで稼いでいるわけではないけれど、世の中の情報を大量に収集し、それを頭の中で処理をして提供する(=知恵の提供)で対価をもらっているわけだから、情報習慣こそ僕自身のコアバリューだと言っても良いと思う。

情報収集について聞かれることも複数あったので、僕なりの考えをまとめてみようと思う。

まずは情報に触れる習慣が大事

何はともあれ、日々の生活の中で、全くもって情報習慣がない人が多いこと。
これはビジネスパーソンであっても同じ。

人世代前の人たちは「まずは日経新聞を読め」というおじさんがいるが、新聞を読んでいるだけで経済のことがわかり稼げるようになるのであれば、今の日本企業はもっとマシなものになっているはずだ。

新聞は読まないよりは読んだ方が良いけれど、新聞を読むだけでは何もならないのだ。

僕が心より尊敬する、世界的に有名な経営コンサルタントである大前研一先生がもう何十年も新聞を取っていないということを大学生の時に知って「やっぱりな」と確信したし、このブログに何度も出てくる千田琢哉さんも同様だと言っていた。

他にも、ビジネスパーソンとして優れいている人たちが必ずしも新聞を読む習慣があるわけではないと知って、僕の仮説は確信に変わった。
けれども、彼らが新聞を読まないからと言って、情報の価値を低くみているとは限らないわけだ。

情報の裏側を知るためには、新聞だけを読んでもNGで、いろんな情報に触れまくると同時に、その情報をどのように解釈するのか、という解釈の尺度が深い人の思考に触れることが不可欠である。

もし、あなたの周りに(社内でも社外でも友人でも誰でもいいが)情報の解釈が深い人がいるのであれば、その人の思考を徹底的に盗む。なんならランチを奢ってでも良いので、会話を盗む機会を作ろう。勉強代だと思えば月に数回のランチ代なんで安いものだから。

初歩はツールは何でも良い。iPhone1台で世界と繋がれる。

今の時代は本当に便利になった。スマートフォン1台で世界中の情報に一瞬でアクセスできるようになった。

情報収集のツールは、まずは何でも良いと思う。情報習慣を身につけ、思考習慣のレベルを上げていくことが重要だから、そのために手取り早いのは、情報習慣を持ち、思考習慣のレベルが高い人をウォッチするというものだ。上で書いたランチを奢って会話をするでも良いし、SNSを利用して情報発信をしている人を選んでフォローするでも良いと思う。

例えば僕はTwitterを用いて、いろいろな著名人、ビジネスパーソン、その他影響力と発信力を持っている人たちをフォローしている。僕のTwitterアカウントはこちら

あとはスマートフォンのニュースアプリは、一通り見ると良いと思う。

僕も毎日、NewsPicks、スマートニュース、LINEニュース、グノシー、あとはFacebook、Twitter、note、YouTubeなどをひたすら循環しながら情報の洪水の中で波乗りを楽しんでいる。

1つ挙げるとするならば、やっぱりNewsPicksはオススメだ。ニュースキュレーションアプリの中では、群を抜いて良質だと思う。
まずは無料版でも良いと思うけれど、できれば月額のプレミアム会員は絶対にそれ以上の価値を生むので、ぜひ入ってみて欲しい。

NewsPicksの何がいいって、もちろん情報コンテンツは良質なのだが、それに加えてプロピッカーと呼ばれる各業界の著名人たちのpickが見れる点。これがNewsPicksの真骨頂だと思う。
Twitterでフォローすべき日本国内のビジネスパーソンは、ほぼNewsPicksでコメントをしているので、その人たちをフォローし彼らの情報アンテナをコピーすることが早道だと思う。

たったの月1,500円だ。僕は大学時代から何年も会員だった。
(ちなみに僕は今、月額5,000円のアカデミア会員だけれど、そこは好き好きだと思うので推薦はしないでおこう)

他、自分で一通りいろいろなツール(キュレーションアプリやSNSなど)を使ってみて、好きなもの、使いやすいものから入ってみると良いと思う。
まずは1ヶ月を習慣にしてみよう。1年続くと、1年前と世の中の見え方が全く異なることを僕が保証する。

僕の日課なのだけれど、いまだに2日に1冊くらいのペースで書籍を読むし、電子書籍のKindleもいろいろな本を手に取る。趣味だと思う。笑

元々はものすごくアナログ派の人間だったが、本好きが高じて今は情報習慣そのものが仕事にも直結する、人生の一部のようになっています。

書籍の話などは、また次回の内容にて。
今日も読んでくれて、ありがとう。