日々のストレスを感じている人へ。最近、何かを生産していますか?

日々徒然

僕の会社の先輩(女性、既婚者)が「最近、ちょっとストレスが溜まっていて」というようなことを言っていて、その時に話した内容が割と僕の中でしっくりきていることだったので、書きます。
(ひょっこり、読んでくれてたりしないだろうか。笑)

やっぱり、何かを「生産」することはいい。

僕は20代半ばで、独り暮らしの時間を割と楽しく過ごしているのだけれども、20代後半以降になってくると、会社の先輩たちもみな、結婚をし、家族を持ち、いろんなプロセスを抱えて、自分だけの人生じゃない人生を歩みだす。

仕事をし、夜になって帰ったら家のことをして、今日の出来事について語り合う。
あるいは、子供がいる家族は、その話題で持ちきりだろう。

それが人生の良い側面であるときは、素晴らしいものだ。
でも、そうじゃないタイミングだってあるだろう。人間誰しも波があるものだと思う。

落ち込むときとか、いろんなタイミングが合わない時に、一人の時間を持てなかったり、浄化することができずにバランスを崩しだすと、どんどん負のループにはまってしまう。そういうものだと思う。

そういう時には、絶対的に何かを「生産」するということをやったほうがいい。

最近、何かを生産する時間をとっていますか?

日記、料理、音楽がある日常

その先輩は最近、ごく簡単な日記を買ったと言っていたけれど、「書く」という行為はすごく良いものだと個人的にも思っている。

自分の内側と向き合って、「話す」ではなく、書く。

ノートや日記帳を取り出し、お気に入りのペンなんかを持って、ちゃんと自分の中にある言葉を紡ぐ。

毎日の中で15分だけでも、そういう時間を持つことで、人生は変わるはずだ。

ブログでもいい。僕はこうしてブログを綴っていることによって、人生を言語化できているし、大切なことを忘れずにいられると思っている。

後から書くけれど、ブログの場合は自分の書いたものを世に出すという点でも、すごくいい生産だと思う。

ちなみに、僕がアナログで書いている手帳は「ほぼ日手帳」。


ほぼ日手帳 2019 手帳本体 オリジナル A6 2019年1月はじまり 日曜はじまり 1日1ページ

僕が大学時代から使っている手帳。就活の記録も一冊に書いていました。
ほぼ日手帳 2019 手帳本体 オリジナル A6 2019年1月はじまり 月曜はじまり 1日1ページ

 

あるいは、料理。

僕は一人で過ごす週末は必ず料理をするのだけれど、パスタを作るという行為自体が癒しになるし、うまくは言えないけれど、ちゃんと地に足つけて人生を歩んでいるという手触りが、自分自身を確実なものにしてくれる感覚がある。

村上春樹じゃあないけれど、自分の生きるをちゃんとやるという行為は、確実に自分をより良い方向に導いてくれる。ちゃんと生きよう。

 

最後に、音楽。これはもう間違いない。

僕は昔から、一人の時間にはギターを触るという習慣がある。

別に頑張らなくともいい。でも、大切な時間だと思う。

 

書くこと。何かを作る。そして、音楽。

これだけあれば、十分だ。人生は素晴らしいのだと思っている。

自分が生産したものを市場に出すという経験をする

会社員という世界はすごく狭い。

僕のような仕事をする立場の人たちでさえ、自社の常識と極めて限定的な世界の中だけで生きている人がほとんである。

そして、1年、3年、5年という時間を経て、あっという間に人生が過ぎ去る。
数年間、その世界にだけどっぷりと浸かっていると、必ずバランスの悪い人間になる。

要は、自分たちの会社の常識でしか物事を考えることができなくなってしまうのだ。これがサラリーマン社会の怖いところ。

「自分はそうはならない」と思っている人こそ、気づけば洗脳の出来上がり。

そのまま30代に突入し、40歳を迎えた暁には、外の世界に一歩も出れない人間になってしまう。これが昔の日本社会の強さであり、今の時代には一番の弱さになる。

それに、自分の役割が「会社」と「家庭」の2つしかなかったら、それはしんどい。そしてほとんどの人は、それだけしか自分の人生の役割を持っていない。

 

サラリーマン社会における社内の評価と、市場の評価というのは、全く違う。

全く違うというのは、真逆であるということ。そのくらい違う。

多くの場合、会社で認められるために頑張って階段を上っていくと、逆に外の世界では全く通じない方向に進んでいる。

どちらが良い悪いではない。選択の話だと僕は思う。

いま、会社員をしている人たち、あるいはこれから社会に出ようとしている人たちに向けて、一番伝えたいメッセージは「会社の外に自分の役割を持とう」ということ。

具体的にいうと、自分が生産をした何かを、市場に出してみるという経験をしよう、という提案です。

例えば、僕がこうしてブログを綴っているのは間違いなく生産。
そして、その内容をこうして自分以外の世間の人が読んでくれる場所にあるということ。これが市場に出すということです。

意外かもしれないけれど、会社員というのは会社の看板で生きているので、市場にさらされてはいない。

どれだけ「お客さんと一緒に」とか「これだけ稼いでいるのに」と言ったとて、所詮は会社の看板にぶら下がっていることなのだ。

重ねていうけれど、それが悪いわけではない。むしろその中で活躍をしているのはとても立派だと思う。

でも、それと自分一人で市場に出ることは、全く別の話。

だからこそ、自分で生産した「何か」を市場に出してみるという経験は、全く違う立場や役割ができる。そうやって2つ以上の軸で生きることが、人としての幅になる。

 

別にブログやSNSだけでなくともいい。

勉強ができる人は、土日に2時間、知り合いの子供に家庭教師をするのもいい。

音楽が好きな人は、路上で歌を歌ってみるでもいい。

なんでもいいから、とにかく「自分」だけで市場に出てみる。あるいは、自分が生み出した何かを市場に出してみる。

そうすると、市場から反応が返ってくる。それを踏まえて、少し変化を起こしてみる。

それが、あなたの成長なのだ。

 

そしてできれば、次のフェーズではその生産した何かによって、市場からお金をもらうという経験をしてみるといい。

100円でもいいのだ。サラリーマンとして20万円を稼ぐのと、自分自身で何かを生み出し100円を稼ぐという両方を経験すると、実は毎月給料が振り込まれることが「稼ぐ」ではないという事実に気づく。

100円を稼ぐというのは、例えばコンビニでアルバイトとかではないです、念の為。それはあくまでも「労働」であり「生産」ではない。両者は全く違います。

労働の対価ではなく、生産の対価として、100円を稼ぐという経験をしよう。

人生が必ず変わります。