綾野剛、多部未華子 主演映画『ピースオブケイク』感想

2019年10月27日趣味

ダメダメでズブズブな恋愛映画。すげーよかった。笑

綾野剛、多部未華子という演技派の2人が主演ということで、それだけで見る価値がある映画。

金曜日の夜中に1人、Amazonプライム・ビデオで鑑賞しました。まったりですごくよかった。

ジャンルとしてはラブコメディなんだと思うけれど、今時の20代女子、30歳男子の日常と人生観が上手く描かれていて、どこか東京の下町感もあって、いろんな風景が重なって素敵な映画でした。


ピースオブケイク(映画版)

【STORY】 梅宮志乃(多部未華子)、25歳。今まで恋愛も仕事も、流されるまま、なんとなく生きてきた。このままじゃいけない!心機一転、引越しをしたその夜、隣人の京志郎(綾野剛)に出会った。
京志郎の絵がをそみたその瞬間、志乃の心に、風が吹いたー。親友のオカマの天ちゃん(松坂桃李)とナオコ(木村文乃)はこの恋を応援してくれるが、同棲中の彼女・あかり(光宗薫)がいる京志郎にはあっさり振られてしまう。でも、志乃の想いはもう止められなくなっていたー。
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ふつーに綾野剛はカッコいいし、多部未華子は可愛い。笑

綾野剛、30歳でしょ。男から見てもすごくカッコいい。

作家志望で恋人でちょっとメンヘラな彼女・あかりを大事に思いつつ、彼女の夢を応援していて、優しい男子。(でもちょっと子供なところがあって、きっと女性にはそこが可愛いって思われる系)

彼女(あかり)役を演じた光宗薫さんという女優さんは初めて知ったんだけれど、すごく味のある演技をしていて、素敵だと思った。元アイドルグループなんですね。(しかも25歳。僕と同い年かな?すごく大人っぽいですね)

そして、主人公の志乃を演じる多部未華子さん。今までも個性的なキャラクターの演技が多かったけれど、今回もハマり役だと思う。25歳、天真爛漫な女性で、ちょっとダメダメで、目の前に流されるけれど、でも人生を一生懸命頑張っている女性。
セクシー要素はないはずの映画なんだけれど、その中に垣間見える可愛さがあって、よかったです。

この物語を魅力的にしているのは、それぞれが皆、ちょっと傷心を過去に背負っていて、その傷が今を魅力的にしているんだと思う。

店長(綾野剛)もそうだし、梅宮志乃さん(多部未華子)もそうだし、あかり(元カノ:光宗薫)もそう。

みんな20数年とか生きてくると、きっとまだまだ若いんだけれど、そりゃあ色々あるじゃん。傷ついたり悲しんだり、そういった一つ一つの傷跡みたいなものが、今の人生をコントラストで輝かせて魅力的に見える。
ダイヤモンドも傷つけて輝かせるっていうけれど、人も同じなんですね。

付き合ったり別れたり、くっついたり離れたり、依存したり自立したり、そういう繰り返しが人生のリズムを作っていて、見終わった後に元気になる映画です。

見終わって元気になる映画っていうのはいいね。きっと作った人たちそれぞれにエネルギーがあったからなんだと思う。

よかったら見てみてください。
僕はやっぱり、Amazonプライム・ビデオがおすすめです。


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コミック版もどうぞ。


ピースオブケイク コミック 1-5巻セット 

【STORY】 2003年から2008年までフィール・ヤングにて連載。彼氏と別れボロアパートに引っ越してきた主人公が、その隣人でありバイト先のレンタルビデオ店の店長に惹かれていくラブストーリー

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