藤原紀香さん主演ドラマ感想『女と男の熱帯 』他

2019年10月27日趣味

 

最近見た映画(Amazonプライムビデオ)の日記。
土日休日の多くは、家でAmazonプライムビデオを見ています。

『女と男の熱帯』という藤原紀香さん、渡部篤郎さん主演の連続ドラマ。
15年前に亡くなった脚本家・野沢尚(のざわ・ひさし)監督が生前に温めていたという企画を映像化した大人の恋愛サスペンス物語。

全6話のドラマで、以前はWOWOWで放送されていたらしい。(2013年)
WOWOWのドラマは今はAmazonプライムビデオで見れる内容が多いですね。

ドラマ「眠れる森」「恋人よ」「砦なき者」など、ラブストーリー、社会派ドラマ共に数々の名作を手がけた人気脚本家・野沢尚。2004年にこの世を去った野沢尚が生前、温めていた渾身の企画を映像化した全6話。現代社会という過酷な“熱帯”で巡りあった女と男が愛を育み、社会の闇へ走り出すさまを描く。“日本企業の暗部”“ジャーナリズム”などが絡み合う大人のラブサスペンスだ。テレビ局の記者としてスクープを狙う女性・苑子を演じるのは、ドラマW初出演となる藤原紀香。そして苑子の取材対象者で、社会の陰謀により家族を殺され復讐を誓う男・進藤を渡部篤郎が熱演する。脚本に相沢友子(ドラマ「恋ノチカラ」ほか)、演出に生野慈朗(ドラマ「愛していると言ってくれ」ほか)を迎え、実力派キャスト&スタッフで、野沢尚のハードボイルドな世界に彩りを加える。

Amazonプライムビデオより

プライムビデオはこちら

2013年放送ということで、6年前の藤原紀香さんの大人の色気と、冒頭から何か起こりそうなエロティシズムをいやらしさなく匂わせる演出が巧みで、引き込まれるように一気に全話を見てしまいました。

終わり方には賛否両論ありそうですが、個人的にはすごくオススメ。

人間の孤独と社会のシステムを対比させて描かれている世界観は、どこか現代社会の暗さを浮き彫りにしているようで、引き込まれるものがあります。

「男と女の熱帯」ではなく「女と男の熱帯」というタイトルがまたいい。
そう、男と女ではなくて、女と男なのですね、世の中は。

大人の女性ものって微妙な描写になることも多いのですが、そこをうまく引き出しているのは制作サイドの上手さか。WOWOWの連続ドラマWシリーズは、ドラマとしての完成度は民放放送よりも圧倒的に高いと僕は思うのですがいかがでしょうか。

中山美穂さん主演『賢者の愛』

WOWOWの連続ドラマWシリーズでいうと、これまた別の大人な恋愛もので、2016年に放送された『賢者の愛』という中山美穂さん主演のシリーズを少し前に見ました。

大人の女性が出てくる恋愛モノが続いているのは別に何か理由があるわけじゃあないです。笑

高級ホテルの一室で、ある美しい青年の体をいとおしむように拭く、敏腕編集者の高中真由子。密かに逢瀬を重ねるその青年は、親友・朝倉百合と真由子の初恋の人・澤村諒一の息子・直巳であった。彼が生まれたとき「ナオミ」と名付けたのはほかでもない真由子である。その名に隠された彼女の想い―たくらみを誰も知る由もなかった。 30年ほど前、13歳の真由子は編集者の父・正吾、母・美也、離れに住む作家志望の諒一と幸せに暮らしていた。そんな中、隣に同い年の百合が引っ越してきたことをきっかけに、真由子の人生の歯車は少しずつ狂い始める。何でも欲しがる百合に大切なものを奪われていく真由子。やがて社会人となったある冬、「諒一との子どもができた」という百合の突然の告白で幕を開けた、20年にも及ぶ真由子の復讐とは…。

Amazonプライムビデオより

プライムビデオはこちら。 

中山美穂さんのドラマはよくて、10年くらい前に西島秀俊さんとダブル主演をした『サヨナライツカ』というバンコクを主題にした映画も良かった。

あとは、向井理さんとフランスを題材にした『新しい靴を靴を買わなくちゃ』という映画も良かったな。

大人の恋愛物語と、時代を風刺した世界観という設定が僕は好きなのか。もしかして。書いてて思った。

 

映画はいい。描かれる世界観に入り込めば別の人生を味わえる。別の時代を体験できる。
思い返せばいろんな小説や映画の物語が僕の中を通っていて、その色々な世界観が織り交ぜられて僕を作っているのだと思うと、なんだか不思議な気分になる。

何年後か先に幸せな引きこもり生活が叶ったのであれば、思う存分いろんな物語を味わいたいものです。

皆さんもよければどうぞ。