これからの時代に求められる「独学力」

2019年10月28日思うこと

僕が「幸せなフリーターを目指す」と言い続けて早何年の話ですが、幸せなフリーターの何が幸せかといえばそれは、好きな勉強を好きなだけすることができることだと思うのです。

「勉強なんて・・」と思う人が多いというのは知っているのですが、人生において勉強ほど楽しいものはないと僕は思っているので、その楽しみを知らないというのは、すごくもったいないような気がするのです。

勉強と一言に言っても、学生時代までの「机に向かってつまらない授業を聞く」というような閉塞感が漂うものではなく、眠い目が覚めてきて全身から力が湧いてくるような、そんなワクワクすること(=勉強)に出会えた人生は幸せだと思うのですが、いかがでしょうか。

 

例えば僕は学生時代、サッカーに打ち込んでいました。
僕が生まれたのは1992年ですが、自分が生まれた90年代のヨーロッパサーカーやJリーグの試合の映像を手に入る限り見ていたし、2002年の日韓ワールドカップより以前のワールドカップも決勝トーナメントの映像は全てネットやビデオで収集し、可能な限り研究し尽くしていました。

もちろん自分自身が小学生でサッカーをし始めた2000年代以降の全ての試合は録画・研究・分析を繰り返していて、僕の両親からすると以上なくらいの熱中しようで、「大丈夫か?」と心配されたことは一度や二度ではありません。

そのくらい僕は熱中して研究し尽くすことが楽しくてしょうがなかったのですが、一重に言えばこれもまた勉強の一つだと思うのです。

僕自身の人生を振り返れば、数学や物理学のみならず、ビジネス書を読み漁っていたことも勉強だし、音楽や将棋をやり続けていることもまた勉強です。

そうやって自分自身が時間を忘れるほどに没頭できる楽しみを見つけて、それに打ち込むことができる人生はとても幸せだと思うのです。

大人の勉強はルールが違う

子どもの勉強と、大人の勉強はルールが違います。

子どもの勉強というのは、親や教師の「これをやりなさい」と言われて、嫌々ながらに取り組むものでした。
「何をしたらいいか」ということは周りが決める。それが子どもの勉強です。

一方で大人の勉強というのは、誰も何も強制したりはしません。
何を勉強するか(科目)も、どのくらい勉強するか(時間割)というのも、誰も何も言ってくれない。

だから多くの大人は皮肉なことに「大人の勉強」ではなく「子どもの勉強」を選ぶのです。だって、言われたことをその通りにやっていればその方が楽だし、何かあったら「だって先生がこれをすればいいって言ったじゃないか!」という言い訳をすることができるのです。

本当は多くの人は勉強が好きなはずなのです。
人間というのは「勉強が好き」な生き物なのです。なぜならば、人類は学びを発展させることによって、ここまで文化が進化したのですから。

でも、学校教育や親や教師の押しつけによって、「自分は勉強が苦手なのだ」「私は勉強が嫌いなのだ」と思い込んでしまう。
そしてそのまま「自ら学ぶ」という楽しみを知らずに、人生の終焉を迎えてしまうのです。

独学
これからの時代は「自ら学ぶ力」が大事になる

独学力は人生の武器になる

世間の偏見の一つに「何かを学ぶときは、しかるべき師に師事しなければならない」というものがあります。

学校教育の成れの果てだと思うのですが、あなたの周りを見渡してみて「あの人は楽しそうに勉強しているな」と思う人たち、なんなら「充実した人生多くっている」人たちの顔を思い浮かべてみてください。

必ず「自ら学ぶ」ということをしているはず。
そしてそれは「好きなことに没頭する」ということと一心同体なのだと気づかされるはずです。

学びの本質というのは全て「独学」にあるのです。
それは古代ギリシアから人々が哲学をしたり、考えたり、学問に打ち込むことを始めた時代から変わらない本質なのです。

文化が発展し、好きなことに没頭できる時代の究極形が今の時代と思っています。
もちろんこれからの時代はますます発展し便利になっていくので、行き着く先は古代ギリシア時代のようなステージになります。

どういうことかというと、働かなくてもいい、労働をしなくとも良い便利な時代というのは必ずやってきます。
(僕個人としては今の時代はその入り口に差しか掛かっていると思います)

芸術でも、スポーツでも、ゲームでも趣味でもなんでも、読書でも学問でも、あるいは映画や漫画を見ながらゴロゴロすることもまた一興です。

自分なりの「物事への向き合い方」を確立した人から、人生のステージは上がっていくのだと僕は思っています。

今の時代はもちろん資本主義の世の中ですから、自分なりの独学力を身につけた人から順番に、年収のステージも上がっていきます。

ちょうど数日前に橋下徹さんとサッカーの本田圭佑さんの対談がYouTubeで上がっていました。

その時に語られていた「熱中すること」の大事さというのは、まさしく現代を風刺している言葉だと思うのです。

自分自身が寝食を忘れて没頭できる生き様を見つけられた人は、すごく幸せです。

とはいえ今の時代はまだまだ稼がないといけない事実もありますから、

1)自分自身が没頭できるものを見出す
2)それが世の中にどのように価値に変わるかを考える

という2つのことをしなければなりません。

多くの人は1つ目すら分からずに、他人の描いた夢を実現するお手伝いをしているだけの人たちの多いこと。

それもまた人生だと思うのですが、一度きりの人生、どこかで自分が没頭できる、熱中できる何かを見つけて幸せに生きた方が良いのではないかと僕は思うのですが、いかがでしょうか。


生き残るための、独学。 

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