これからも書き続けますね。メールをありがとう

書くということ

大阪府在住の高校2年生の君へ。素敵なメッセージをいただいて、ありがとう。

いま、君は人生の岐路に立とうとしています。何が素敵かって、自分で自分の人生に真剣に向き合って、いろんなものを受け入れて、自分で決めるという選択をしたことだと思う。

僕の文章を読んでくれて、「なんだかよくわからないけれど、暖かくて心がホッとする」という君の言葉が、僕にとってはとてもとても幸せなことです。

文体がどうとか、意図やメッセージがどうとか、そういう難しい話をしたいわけではなく、僕は、僕の気持ちや言葉をそのままこのブログに書くことをしてきました。

日記みたいな、ノートみたいな、でも少し発信の要素もあるし、いろんな想いが込められているブログです。
その中で一つだけ間違いなく言えることは、僕の文章を読んでくれた人が、「人生って捨てたもんじゃないな」と思ってもらえるような、そんな文章を書きたいと思っています。

あなたのような方が1人いれば、僕はブログを書いてきてよかったと心から思えるし、今日もこうして書いて、明日からも書き続けることができるのです。

僕の育ってきた環境

少しだけ、僕の育ってきた環境の話を書きます。

僕はとある地方で生まれて育ち、大学時代までその場所で過ごしました。

両親ともに田舎者で、僕に対して思っていた理想は「地元の国立大学に行き、学校の先生になって、二世帯住宅で暮らすこと」です。笑

東京や大阪に行くなんていうのは、パリやニューヨークに移住することと同じくらい壮大な夢で、大企業で働くことも、自分の夢を追って勝負をして行くということも、そして自分の人生を自分自身で選択するということすらも考えたことがない。そんな両親と周囲の環境で僕は育ちました。

今の僕がいる場所からすれば考えられないことのようですが、本当にそういう環境が当たり前の場所で僕は20年間を過ごしました。

とはいえ、幼い頃から母が僕に対して熱心に勉強をさせてくれていたこともあって、僕は物心ついた頃には周りの同級生たちと比べて、とても勉強ができる子どもでした。

当然のように地元の私立中高一貫校の進学校に通い、そこで初めて自分より賢い人たちに出会いました。僕のプチ挫折その1です。

そして高校2年の時に(今の君と同じくらいの頃ですね)、脊髄の病気を抱えてしまい、それから僕の人生はステージを変えたのです。挫折その2ですね。

この辺りはブログに何度も書いていることなので省略しますが、僕は10代の多感な時期に自分の生き方を考え、世の中を見つめることができたことは財産だったと思っています。

そしてこれも君と同じだと思いますが、その頃の僕は本気でミュージシャンになりたかった。

自分の思いや見えている景色、感じていることがあって、なんでもいいから形にしたく、行き場のない思いだけが自分の中に溜まっていきました。

音楽が好きで、ピアノとギターばかりを弾いていました。音楽がなかったら、あの頃の僕はおかしくなっていたかもしれません。

そして、「書く」ということを始めたのもその頃だったと思います。当時は「書く」という行為そのものが、僕にとっての生きる意味でした。

生きる意味を考えさせてくれた物語

宮沢賢治の『告別』という詩があります。

この詩に出てくる「さびしさで音をつくる」というフレーズが好きで、どこか自分自身を重ねていたように思います。

周りの同級生たちと違う場所にいる自分自身を受け入れることがなかなかできずに、遣る瀬無い気持ちの行き場がなく、悶々とした時間を4年間過ごしました。

大学時代になっても僕にとっての暗黒時代は続きますが、ひとつの光が差し込んだとわかるようになった頃、ようやく僕は自分で自分を許せたのかもしれません。

君が好きだと言ってくれた『星の王子さま』は、僕も大好きです。

いちばんたいせつなことは、目に見えない。
僕はこの言葉に、どれほど救われたことか。

本当に大切なことは何か?

あれから僕は、ちゃんと心の眼で物事を見つめることをしてきたと思っています。

社会に出ると、時々は忘れてしまうこともあるけれど、だからこそこうして帰ってこれる場所があるというのは、僕にとってすごく大きなことなのです。

それにしても、好きなものの感性が似ているというのは、嬉しいことですね

これから次の場所へいこうとする君へ

大学受験や進学、就職活動、転職、そして結婚や出産、などなど。

人生には色々なイベントがあります。そしてそれは、時として大きな意味を持つことになるけれど、それがわかるのはいつも後になってからであるということ。

綺麗事ではないけれど、自分で真剣に考え、向き合って、そして選んだ道ならば、それはきっとあなたにとって必要な選択であり、その場所で得た経験はきっと、あなたの人生にとって必要なことなのだと思うのです。

大切なことは、それは”あなたの人生”であるということ。
そして、道は他にもあるよということは忘れないでほしい。

人生はどこかで精一杯頑張る時も必要です。

でも、必要以上に頑張りすぎる必要はないし、疲れたら立ち止まって休んでみるのもいいのだと僕は思っています。

人生100年時代が謳われていますが、まだまだ先は長い。

100年生きるとして、20歳の人にとってはまだ5分の1。
いま25歳の僕ですが、4分の1です。

1日1日という今を大切にする。「今が人生」そのものなのですから。
と同時に、しんどくなったら道を変えてみるのも正解です。まだまだ人生は長いのですから。

いちばんの幸せはきっと、等身大の自分でいることができて、やりたいことに挑戦したり、頑張って夢にトライすることができて。
あるいは、大切な人と過ごす時間だったり、愛する人を抱きしめる瞬間だったり、朝起きてコーヒーを入れる何気ない一瞬だったり、そういったことなのだと僕は思います。

いまを、生きる。あじわう。

いつも、僕のブログを読んでくださって、ありがとう。

受験、応援しています。時々はまた、遊びにきてください。
このブログも、読んでくれるといいな。

大阪もだんだんと肌寒くなっているので、体調にはお気をつけて。

ありがとう。

 

<追伸>
初めて僕のブログを見つけた記事って、どんな記事だったんだろうか。
就職活動ではないだろうな。笑
本の話か、僕の学生時代の他愛もないブログなんだろうか。

<追伸の追伸>
教えてもらった夕焼けが綺麗なスポットは、僕の中の秘密にして、いつか僕の好きな人と見に行くことに決めました。ありがとう。