すごい奴は、最初からすごいという話
サラリーマンなら多かれ少なかれ、会社内で「面談」という名のよくわからない時間を過ごすことが多いと思います。
自分より優秀な上司や先輩との対話ならまだしも、どうしてコーポレートサイドにいるよくわからない人たちと対話をする必要があるのだろうか・・
「あなたの今後のキャリアのために」とか、あなたに言われたくないよね?という人に限って、色々教えてあげようとしてくれるんだけれど・・
それをして給料をもらえる組織というのはいいですね。ディスっているわけではありません、念のため。(ごめんね)
教えるということは怖い
社会に出て気づいたことなんだけれど、学生時代までは「教わる側」(=生徒)より「教える側」(=教師)の方が偉かった。
でも、社会に出たらむしろ「教わる側」の方が圧倒的に立場が上、ということがざらにある。
「経営コンサルタント」という名前を名乗っている人たちよりも、教わっている中小企業の経営者の方がよっぽどすごい。
学生時代までは気づかなかった(実を言うと、薄々気づいていた)けれど、教える側に立つと言うことは、実は自分のことを客観的に見れなくしてしまう怖さを孕んでいるんだと。
この世界にいると年齢が関係ないということを痛感するけれど、ファームにいるような連中の本音でいくと、「ぶっちゃけ、高校時代までは学校の先生より勉強ができた」っていう人がゴロゴロいる。
自分のサイズをきちんとわかっていて、いかに目立たないようにするかを考えて過ごしていた、というのが本音。
僕の先輩でめちゃくちゃ優秀な先輩が昨日言っていて「ああ、本音だな」と思ったのが、「すごい奴は、最初からすごい」ということ。
優秀な人は、入社した当初から優秀だと。
ただ、それを社会のルールにうまく向かせてあげるのが組織の仕事で、「育てる」という発想自体が間違っているのだと。
「新入社員だから、自分より劣っている」という管理職の発想自体が、そもそも間違っている。
だから、社会は面白い。
と、いろんなことを学ばせてもらっています。