「少々お待ちください」の「少々」ってどのくらい?

2019年1月2日思うこと

以前に電話で問い合わせる必要があった件における電話口で、「かしこまりました。では、少々お待ちください」と言われました。

その間、電話口で待っているわけです。

それが3分という時間だったとしても、スマホ片手に待っている人は、結構な時間を「待たされている」という感覚になるんですね。

「少々お待ちください」と言う側の人は、電話を保留にして、調べるなり誰かに聞きに行くなり、そういったことができるはずなのですが、言われた側はその間何もしようがありません。

これが例えば自宅なら、スマホをスピーカーにして別のことができるわけなのですが、例えば外なら、会社なら、それもできない。

その「少々」という時間が1分なのか、3分なのか、30分なのかによって、何をするかという選択を変えることができる。

でも、その時間が見えなければ、どうしようもないんですね。

電話口で「1分ほどお待ちいただけますか」と言われたとして、1分くらいなら待とうかなと思えるわけです。

「30分お待ちください」という人はいないわけで、それなら「掛け直しいたします」と言って欲しい。

じゃあこれが、3分だったら?5分だったら?

3分だったり5分だったら、そのまま電話口で待ってもらっておいた方がいいのでしょうか。

そんなことは、ないでしょう。

僕は「少々お待ちください」と言われたら「具体的にどのくらいかかりそうですか?」と聞くようにしています。

5分かかると言われたのなら、「では、こちらからまた5分後に掛け直しいたします」と言う。

それが相手と自分に対する時間のプレゼントでもあるからです。

これが電話口なら、まだいい。

窓口の対応もそう。お店での店員さんの場合もそう。

その場にいる場合、もう何か別のことをするのもやりにくいという状況の中で、時間が見えないまま待たされるというのは、待たせる側が相手の時間を軽く見ているという点で、僕はすごく「んっ?」と思ってしまうんです。

短気なのかなあ。

翻って。

じゃあ僕がもしサービスをする側、問い合わせを受ける側に立った時、ちゃんと時間と目処を見えるようにしてありたいなと。

もっと言うと、仕事においても自分から、例えば上司やメンバーに対して「いつまでに、このくらいの質でできる」という共有をしたい。締め切りは自分で作るものなんですね。

ということに僕は気づかせてもらえた大学時代でした。

ありがとう。