日記を綴り続けるコツ1。〜なんでもいいから、書き始めてみる〜
僕が最近言われたことに、「よくこれだけ毎日文章を書けるね」というものがあります。
文章をたくさん書くにはあるコツがあって、力を入れないで書いていくことが、1番いいんですね。
文章を書くときに、1番難しいのは書き出しの部分です。
逆に、書き出しの部分をうまく書き始められれば、あとはどんどんと手が動いていく。
物理現象にある「摩擦力」の話と同じです。
摩擦力というのは2つあって、
1. 静止摩擦力
2. 動摩擦力
の2つです。
「静止摩擦力」というのは何かというと、例えばテーブルでもなんでもいいけれど、ある物体に力をかけてその物体をが動かそうとしたとします。
テーブルを力で押そうとしても、力を加えていっても、あるところまでは動かないで止まっている。それが静止摩擦力。物体が動き始めるときにそれを妨げる摩擦力のことです。
そしてそのあるところを越えたら、テーブルは動き始める。
その動き始めた後にかかる摩擦力が「動摩擦力」です。
僕らがよく使っている「摩擦力」という言葉には、実はこうして2つの種類があって、動いているときに働くのか、止まっている時に働くのか、で分かれている。
そして面白いのは、この2つの摩擦力を比べた時に、摩擦力が大きいのは「静止摩擦力」の方なんですね。
物体を動き出すというところに、1番力を入れる必要がある。
逆に1度動き始めると、摩擦力は小さくなっていくんです。面白いですね。
これはなんでもそうで、よく「最初の一歩が一番難しい」とか言いますよね。それなんです。最初の動き出しが、一番力がいるし、ハードルが高い。
文章を書くことも一緒で、書き始めるという静止摩擦力をいかに乗り越えられるか、というのが、文章を書くコツなんです。
日記やブログを継続することに関しても同じで、1度書き始めたら毎日書き続けることが、1番楽なんです。だって、動き続けている限り、それに関する摩擦力は小さくて済む。
一方で、数日間書いて、次に書くまでに日が空いてしまうと、また動き出すのに力が入ってしまう。静止摩擦力を乗り越えるにはエネルギーがかかります。
力まずに、毎日アウトプットをし続けることが、文章を書き続けるポイントだったりするわけです。
翻って、こうして日記を綴る際は、なんでもいいから、まずは書き始めてみる。
書き始めることで、次につながっていくんです。
淡々と、いこう。