日本って6人に1人はフリーランスなんだって
突然だけれど、日本に「フリーランス」と呼ばれる仕事の仕方をしている人ってどのくらいいるか知ってる?
17%なんだって。そう、6人に1人は「フリーランス」として仕事をしている人たち。
でも、結構多くない?6人に1人って。
身の回りの人を6人思い出してみて、そのうち1人はフリーランスで仕事をしていることになるけれど、感覚的には少し違和感があるような。
このタネ明かしをすると、フリーランス「専業」で働いている人だけではなく、「兼業」の人たちも含めているから。
ようは「副業(サブ・ジョブ)」的にフリーランスでやっている人も含めて、全体の17%という数字らしい。
一方で、アメリカは50%以上の人たちがフリーランスとしてやっている。
この違いって、かなり大きいような気がする。
もちろんアメリカの人たちの多くも、兼業でやっている人だって多いだろう。(たぶん)
フリーランス市場がこれからもっと拡大していくと言われているけれど、日本の中で「個人事業主」的に働く人は増えても、実際のところ稼ぐ人たちとか自分が満足する価値を提供し、その対価をもらうことができる人は、少ないんじゃないだろうか。
仕事にメインもサブもない
フリーランスを兼業でやっている人たちは、副業だって思ってやっているでしょ。
これはね、僕の意見なんだけれど、「副業(サブ・ジョブ)」という言葉がもうすでににアウト。
実は「サブ・ジョブ」と「メイン・ジョブ」の違いなんてないんだ。だって、仕事でしょ?それ。何がどう違うの?と言いたい。
会社員の仕事がメインで、個人でやる仕事はサブなの?
そんな考えじゃあ、そりゃあ無理だよ。だって、「私がやっている仕事はサブです」という人に仕事を頼みたいと思うだろうか・・?
「ふくぎょう」という言葉は本当は「複業(パラレル・ジョブ)」という言葉しかあり得ないのだ。
文字通り複数の仕事ということ。メインやサブという区別ではなく、2つ以上の仕事をやりますよ、ということならわかる。
むしろ「あの人は2つ以上も求められる人なんだ」ということで、複業をすればするほど、仕事が増えていく。きっとこれが正しい複業のあり方なんだって。
複業をすると本業が疎かになるという錯覚
まあいずれ時代錯誤の企業は淘汰されるから心配しなくていいんだけれど、令和の時代になった2020年ですら、複業(副業)が禁止されている企業があるんだ。すごいよね。
そういう企業に聞くと、「副業は兼業であり、本業が疎かになる」なんてことを言う。不思議なものだ。
そう言う企業に限って「我が社は時代のニーズを捉え」とか「新たな価値を創造します」とか「お客様の要望にお応えし」とか、そんなことを謳っている。
採用では「自主性があり、個性的な人財を…」云々というのだけれど、ジョークだったら面白いよね。
本業が疎かになるという錯覚をなくさなければ、社員の(ひいては会社全体の)生産性は上がらないし、放っておいてもいずれ同業他社に人材は流れていくから、自ずと結果は見えているのだけれど。
複業は帰属意識(ロイヤリティ)を希薄にするという錯覚
もう1つ、典型的なイケテナイ企業の常套句が「自社への愛社精神が云々」というもの。アホかと言いたい。笑
「複業=愛社精神がない」となる理由はなんだろうか?
「専業=愛社精神がある」といえる理由を教えて欲しい。
もしそうなら、そんなに退職者が出る理由はなんですか?と聞いてみたい。
俗にいうロイヤリティ(帰属意識)というやつなんだけれど、実は逆。
「あの会社に行くと、個人で稼ぐスキルが身につくんだって!」というブランドほど、その企業の魅力を呈したものはないのではないだろうか。
いいじゃないか。通過点で。むしろ、出て行った人たちが誇りに思ってくれる企業になれば、もっともっと魅力的な人たちが入ってくるから。
企業の生産性を高めよう!というのであれば、個人でマーケットに出てみる経験が間違いなく必須になるって。
ということで、冒険しようぜ。ハッピーライフ。