「1万時間の法則」でプロの入り口に立ち、その掛け算が市場価値をつくりだす

2018年10月11日働き方・キャリア, ビジネスパーソン向け

今日はずっと話しっぱなしの1日だった。

朝9時から会社のミーティング、10時から社外との商談、ランチミーティング、午後から打ち合わせ、そして夕方も別商談。

人と会いっぱなしの1日はすごく充実しているけれど、仕事として前に進めていかなければならない。それはまた別の話だったりもして、それがサラリーマンの辛いところ。

同時に、こうして人と色々な話をしている中で、給料が発生しているという不思議もあったりして、僕ら社員は組織と価値の等価交換をしているわけなので、ちゃんと自分の資源に替えていきたい。(もちろん、求められているものには応えるけれど)

100万分の1の価値

ダイヤモンドに価値があるのは、その石ころ自体が素晴らしい力があるとかないとかではなく、希少性という価値があるからこそである。というのはよくある話だけれど、例えばダイヤモンドがいくら世界一硬い石ころだったとしても、そこら中に転がっていれば、一円の価値にもならないわけで。

僕らのような仕事をしていると、様々な企業の強さと弱さ、そして組織から出た人たち、例えば個人事業主のような方々の市場価値というものに否応でも向き合わざるを得ない。

1万時間の法則」という言葉があるけれど、その意味は、何か特定の分野に1万時間を投下すると、その道のプロになるというもの。

これ自体は素晴らしい考え方だと思うけれど、1万時間をかけてプロになったら、それで食べていけるような市場価値が身につくということとはまた別の話。それでようやく、プロの入り口に立ったかな?ということだと思っている。

例えば、日本を代表する製造業大手の会社があるけれど、そこで「◯◯部長をしていました」ということと、その組織を飛び出た人たちの市場価値は、必ずしもイコールではないわけです。

というのは、「◯◯部長」という市場価値は高かったけれど、「元・◯◯部長」というような肩書きの人たちは世に溢れているわけで、なかなか厳しかったりもする。

個人事業主として、自分の名前で仕事をしている人たちの凄さというのを間近に見ている中で、やっぱりそういう現実にも直面するわけです。

ホリエモンの書いた「多動力」という本にもあったけれど、結局は、100万分の1の価値を作り出していかなければ、市場価値としては唯一のものにはならなかったりもする。

多動力 (NewsPicks Book)

 

「100万分の1の市場価値」というと、それはたいそうなことのように思えるけれど、考え方としては「100分の1」の領域を3つ作り、そのかけ算をするということだと思っていて。

100分の1の分野は、1万時間投下することで得られると思う。数年の話なわけで、サラリーマンは多かれ少なかれ、誰しもがその領域を持っているのだと思っている。

市場価値を立体で考える感覚でいいと思うけれども、3つの軸のかけ算として、その体積を最大化するイメージだと思っています。

僕個人の市場価値は?

例えば、僕という一個人、しかも匿名で書いているこのブログも実は、割とその方程式に乗っ取ったものであるというのは、秘密の話だけれど。

例えば、このメディアのコンテンツは「地方出身」×「就職活動」×「提案営業」という僕のキャリアの軸に、さらに「言語化の蓄積」というブログの要素がかけ算されて存在している。

ちょうど僕がブログを書き始めて10年くらいたつのだけれど、好きで書いていたブログもようやくその方向性が見えてきた。それがここ数年の話。

僕があとこのブログを数年、その方向性で続けていくと、それはとんでもない資産になるし、その資産はきっと僕自身の自由を支えてくれる武器になると思っている。

一方で、リアルな仕事におけるキャリアにおいても、僕はいま複数の「100分の1」を作りに行っていたりする。

僕自身がやりたいことと、事業に対して価値があり、かつ、市場に求められるものを見出そうとしていると思っているわけなのです。

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と、まあつらつらと書き連ねてきたけれど、今日お会いした方とは、いつか必ず一緒に仕事がしたいなあと思うわけです。いつも、ありがとうございます。

僕自身、まだまだこれからの人間なので、いい仕事をしていきたい。

今日はここまで。いつも読んでくださって、ありがとう。