やっほーみんな、息してる?

書評(という名の感想文)

「てんちむ」という名前をご存知の方は、天テレ(天才テレビくん)のファンだった人か、YouTubeマニアのどちらかだと思う。笑

ちなみに僕は後者。マニアじゃないけれど、わりとずっとYouTube巡りをしていられる性格。これはもう10代の頃からそうなので、変わらないと思う。

てんちむさんのYouTubeはこちら

 

 

てんちむさんの著書『私、息してる?』を読みました。

 

私、息してる?

 

個人的にはすごく面白かった。別に回し者でもYouTuber推しのオタクでもないのですが、感想を書いてみたので興味がある方は続きをどうぞ。

「愛情orセックス?」「仕事or結婚?」人生のトレードオフでみな悩んでいる

人間の悩みは究極、人間関係に行き着く。

そして人生の悩みの大半は、愛情かセックスか?仕事か結婚か?お金か時間か?都会か田舎か?やりたいことか儲かることか?というようなトレードオフで悩んでいる。

「A or B」で悩んでいる時、AもBもどちらもやればいい。
あるいは、どちらもやる方法を考える。これは理想論。

だけれども、時間やお金は有限だし、不運なことに僕たちは好きなこと全てに才能があるわけではない。

生まれた瞬間から格差は存在するし、親の影響、周りの環境、そして自らが授かったDNA。無い物ねだりではなく、与えられたものを最大限生かしてどう生きるのか?

人生の究極は「与えられた人生を、どう生きるのか?」ということに尽きるのだと思う。

トレードオフだから悩む。そしてトレードオフや矛盾、ギャップは人間の魅力となるし、一体化させてトレードオフの壁を突破した人に、人もお金も殺到する。

グレーゾーンが一番人を惹きつける。

てんちむさんという人は(もちろん会ったことはないけれど)そういう魅力があるからこそ、これだけの人に応援されるのだろうと思う。

アウフヘーベンという言葉の意味は、相対するものの一体化。矛盾の一体化という意味。
矛盾した自分と、矛盾に満ちた世の中があって、色々な葛藤を背負っていて、それらを生々しく書いている文章力に脱帽。これで同い年か・・世の中はすげーな。

いつか直接お目にかかってみたいなあ。なんて。単なる感想ですみません。

 

<追伸>
結局いつの世も、どのフィールドでも、知性がある人が生き残っていく。