【映画】LUCY(スカーレット・ヨハンソン主演)感想〜脳のリミッターを外す世界
休日の習慣。Amazonプライム・ビデオで観ました。
10%しか機能していないと言われる人間の脳。しかしルーシーの脳のリミッターは外されてしまった――。
Scarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)にただただ目が奪われる映画ですが・・はあ。美人ですよね。どこか椎名林檎さんに似ているように見えるのは僕だけでしょうか。。
人間が進化の過程の中で、他の動物たちと一線を介してここまで発展した種である理由が「脳」にあるというのは生物学的な話です。
他の動物に比べて、体全体に占める脳の体積が非常に大きいのです。
エネルギー消費の20%程度が脳であるということで、僕らの脳はかなりの量のエネルギーを使っているという。
ただし実際に10%しか使っていないかどうかというのは科学的には微妙な点もありますが。
そのリミッターが外れたとしたら、人間はどうなるのか?というストーリーがアクションぽく描かれています。
ということで映画『LUCY』の感想を。※ネタバレはしないように書くつもりです
SF映画の仮説が科学を進化させる
感想としては、設定自体は非常に興味深い映画だということ。
SF(サイエンス・フィクション)に近い映画だと思う。
優れたSF映画は、人間の可能性の限界線を超えるような設定を描き出します。
日本でいうと、手塚治虫の漫画も、ガンダムも、ポケモンもそうですが、優れた設定が子どもたちに夢を与える。
スターウォーズも、バックトゥザ・フューチャーもそうです。
それを観た子どもたちが画角のロマンに心を踊らせ、大人になってあの日見たフィクションを現実のものしていく。
人間の一番優れた脳力というのは「想像力」だということです。
今回の映画『LUCY』のような設定は、科学者ではない一般の人たちに向けて、色々な可能性と想像力を投げかけてくれるわけです。
だからこそ物語も小説も映画も、人間の社会の中からはなくならないし、夢を与えてくれるのだと思うのです。
いかに現代社会がデジタルに支配されているのか
劇中では主人公のルーシー(LUCY)が通信を傍受して盗聴をしたり、電波を乗っ取るというシーンが描かれています。
現実的にはありえない話ではありますが、ひとつの気づきとして、いかに今の僕らが生きる現代社会が、デジタルというものに支配されているのか、その恩恵を受けているのか、という点は強調されているのだと思うのです。
現代科学と、人間の能力(脳力)の限界との対比の中で、考えさせてくれるメッセージは大きいのではないかというのが僕の感想。
ただし、ちょっとやんちゃなシーンもありましたが、そこは見ものとしてご愛嬌。
面白かったです。美人が主演の映画は絵になる・・
しかしまあ、いろんな物語に触れるというのは想像量を刺激されていいですね。
<追伸>
椎名林檎さんといえば、『僕らの音楽』で向井秀徳さんと対談をした回の映像はいまだに僕の中に残っていて、折に触れて観に行ってしまう世界観。
どことなく色気がある女性の人の魅力って、たまらないですね。。(切実)