【コンサル業界の就活①】業界研究をどう考えるのか?

2019年3月13日就活生向け

「コンサルティング会社を受けたいんです・・!」
という相談をよく受けます。最近、めちゃくちゃ多い。なんだこれ、そんなにコンサルブームなのか?それとも、僕が仕事柄、そういう相談をしやすいからくるのだろうか・・?

ということで、コンサル業界を志望する人たちに向けた記事をいくつか書きます。連載にしようかな。


コンサル業界の分類は「知っておいて損はない」くらいでちょうど良い

コンサル業界の分類については別に僕が書かずとも、調べてもらえればたくさんの記事が出ています。

例えばざっくり外資系と内資系に別れるだとか、戦略〜経営コンサル/ITコンサルなどがある、などなど。

ちなみに外資系コンサルティングファームについては、このサイトがよくまとまっていたのでどうぞ。有名なサイトか。

なんかミーハー精神たっぷりな人たちが「コンサル業界はかっこいい」などという軽い気持ちで受けていたりもするのですが、ま、そんなライトに受ける人ほど、一掃されてしまうと思っていると良いです。

あなたの周りで、例えば「大手のコンサルティング会社を受けて落ちた」という話を聞かないのは、受けている人が少ないからではなく、落ちたという事実を恥ずかしくてなかなか公表しないから、というのが本心でしょう。

ぶっちゃけ、コンサルは能力ありきです。

「能力はないけれど、熱意ならあります!」
というようなコンサルは、クライアントにとっては迷惑な限りです。

あるいは、「コンサル業界に行くと、成長できそうだから」というような、他者に成長を求める他力本願な考えの人に、我が社のコンサルティングは頼みたくないのです。

最低でもそのくらいの覚悟は持って「コンサル業界を受けたい!」と言ってほしいものだと、最近常々思っています。

よく、「コンサル業界のこと、知りたいんです!」という就活生に色々と聞かれますが、ぶっちゃけ、業界のことをどれだけ知ったとて、それ自体にはほとんど意味がない。

業界については、知らないよりは知っていた方がいいですよ、というくらいでちょうど良いのです。
むしろ、「コンサルなんて興味はないけれど、能力はあります」というような人の方がよっぽど評価される世界です。

要は、究極のプロ集団業界だということです。

とはいえ、コンサル業界がどこに進もうとしているか?くらいは考えろ

ぶっちゃけ、人に聞く話ではないのですが、本当にコンサル業界を受けたいと思っている人であれば、このくらいは自分の頭で考えてね、という話。

いま、コンサル業界全体としてどこに進もうとしているのか?というのは、論理的に考えれば見えてくるはずです。
それを踏まえて、あなたはあなたが受けて入りたいと思うコンサル会社で、何をしようと思っているのでしょうか?

最低限、自分が受ける会社のコンサルティングができないようでは、経営コンサルになりたいなんていうのはおこがましい限りなのです。

コンサルに向いている人というのは確実にいる

これはもう間違いなく、最低限「この人はコンサルに向いている」という人はいます。

機械音痴はたくさんいますが、人間音痴だと絶対に務まらない業界です。ちゃんと、本質を見ようよ。

社会というのは、人が成し、人が動かすものなのです。

ぶっちゃけ、今から準備をしなければならない時点でNG

実際にコンサル業界に入ってみるとわかると思いますが、実情としてそもそも営業をして案件をとってこなければ、コンサルティングをする対象がありません、というのはよくある話。

ここは多くの人が勘違いをしているのでしょうが、サラリーマンコンサルタントは「これをやって」と言われます。

でも、業界を超えて通用する汎用性が高いスキルを身につけようと思ったら、そもそも自分自身の力で「この問題を解決する」というものを定義しなければなりません。

クライアントに対しては、何かしらの営業機能がないといけなく、またさらに組織のリーダーである人は、メンバーが食べていくだけの案件と売り上げを作り上げる必要があるのです。

そうなった場合、「今日、がんばったから」というような話ではなく、どういう生き様をしているのか?ということが問われるのです。


コンサル一年目が学ぶこと

外資系のコンサルティング会社の出身者には、業界や職種を問わず、さまざまな場所で活躍する人が多くいます。 ということは、彼ら、彼女らが、コンサルタント時代に学んだことのなかに、 業界、職種を問わず、ひろく活躍できる、普遍的な仕事力が含まれていたという仮説が成り立ちます。
本書では、筆者自身の経験に加え、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材し、その仕事術のうち今日から使えるスキルを、30個に厳選しました。

コンサル一年目が学ぶこと