就活の服装で大切なのは、他の人との差別化ではなく清潔感
大学の図書館で本を読みつつ、時折ブログを書きつつ、という素敵な時間を過ごしています。卒業までの時間、こうして時折、図書館の静寂に包まれるという時間を大切にしたいです。
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さて。
「面接では、やっぱり見た目は大切ですか?」という質問に対して。
もちろん大切です。見た目が良くて、なおかつ中身がよければ、即採用ですから。
細かいことですが、やっぱり就活においては服装は大切。
でも、服装は大切ですが、奇抜な格好で他者と差別化を図りましょう、ということではありません。
時々、「この人芸能人?」というような派手な格好で面接会場に来る人もいますが、そういうことではなくて。
どうして正装があるのかというと、それはひたすら相手のためであって、決して自分のためではない。
服装を考えるときに大切なのは、”清潔感”です。
髪型しかり、スーツしかり、足元しかり。
男性だったら髭もそうだし、女性ならメイクもそう。
どうしてここまで細やかな点まで言われる必要があるのか?と疑問に思う人も多いかもしれませんが、それがもしお客様相手のセッションだと考えたときに、やっぱり大切なのは清潔感なんですね。
別に難しいことではない。
僕が意識していたことは、まずは髪型。そして、クリーニング仕立てのシャツを着ること。スーツにはきちんとブラシをかけること。そして、靴はピカピカに磨いておくこと。それだけです。
スーツをどれだけ着慣れているかは一瞬でわかる
今の日本の就活においては、SE(システムエンジニア)とか、いくつかの業種業界を除くと、スーツを着て就活をする人が大半だと思います。
スーツを着る上で大切なのは、就活がスタートするまでに、どれだけの日数をスーツを着て過ごしたのかということです。
僕らの場合でいくと、就活の情報解禁が3年生の3月、4年生になる直前で、面接解禁が4年生の6月でした。
ここで、3月になって合同企業説明会に行く際に初めてスーツを着る人と、3年生の頃からいろんな社会人を訪問したり、話をしたり、インターンシップをしたりしてスーツを着慣れている人とでは、やっぱり差がつくわけです。
リクルートスーツを着た人が大勢いる会場に行くとわかりますが、ほとんど同じ格好の大学生に見えてきて、遠目に見ると違いなんてわかりません。
でもやっぱりその中で、いざ面接をしましょうというときには、スーツを着慣れている人というのは、一目見て一瞬で分かります。
ましてや、たとえば3月の合説で初めてスーツを着て、4月と5月はほとんど選考を受けることなくて、6月の選考解禁になって久しぶりにスーツを着て面接に臨む、みたいな人も一定数いたはずです。
そういった人たちと、3年生の頃から毎日スーツを着込んで社会人に接してきた経験がある人とでは、面接官の前に相対したときに、まとっている雰囲気が全然違うわけです。それは、一社会人としての雰囲気です。
僕が服装のことで後輩にアドバイスをするならば、2点あって、1つは”清潔感”を大切にしましょうということ。そしてもう1つは、就活を意識し始めたときから就活生とするならば、その瞬間から毎日スーツを着ましょう、ということです。
何度も言いますが、スーツを着た日数というのは、雰囲気になって絶対分かります。
もう半年間毎日スーツを着て大人にあっているんだという、その迫力がもう絶対に違う。
僕が結果的によかったなというところは、3年生の最初の段階から、スーツを着てたくさんの大人と相対する機会に恵まれた、ということです。まだ僕は3年生の頃は就活をしようなんて思ってもいませんでしたから。
見た目か中身か、という二択論ではなくどちらも磨こう
見た目が大切か、中身が大切か、という議論は、意味がありません。
もちろん、どちらも大切。
いくら清潔感があってかっこいい服装をしていても、面接という真剣勝負の場では、中身があるかないかなんて、ものの5分で分かります。
見た目も中身も、どちらも磨く。
そう決断した上で、両方を磨いていく工夫を楽しんでください。
今回はここまで。
ありがとう。