語る教養と歴史と映画
はい、ご無沙汰です。ごめんなさい。
年末諸々立て込んでいて、夜は社内で打合せか、忘年会的な会食や。。
企業人ですね、それはそれで割と楽しんではいますが、そろそろ飽きてきたなあ。
大阪で2度目の冬を迎えます。
僕のオフィスは梅田にあるのですが、都会の街並みはとても華やかだなあと思っています。イルミネーションもそうですし、中ノ島~堂島というエリアの高層ビルなんかを見ていると、「都会にいるなぁ」と思わされるわけです。
囲む会@お寿司
昨日は、11月に中途入社で入ってきた方(わりとベテラン、僕から見て。35歳くらい。男性)を囲む会が急遽開催され行って来ました。
僕のチーム2名と、夜オフィスに残っていたアシスタントの方を入れて、曽根崎という場所にあるお寿司に行きました。回らないお寿司。
基本的に僕は大勢のご飯会(という名の飲み会)は好きじゃないので、必要最低限しか参加しないのですが、
こういう数人の規模のご飯会は、ちゃんと話が出来るので、誘われたら行きます。
(理想は1対1のさしご飯)
なんとなーく仕事とか組織とかの話、あとはプライベートの話をしながら、僕が一番面白かったのは、それぞれの興味というか趣味というか、価値観が出るところの話。
僕の会社の先輩で「大学がICU」→「一橋大学の大学院」の人がいるのですが、やっぱり教養とかの話になると、めちゃくちゃ面白い。また話したい。
(天然系で色々不思議な人なので、あんまりビジネスパーソンという感じでもないのだけれど)
その人は専門が文学(ドイツ語といっていた)とのことで、一橋大学の看板学部(商学部)ではないのだけれど、やっぱり人文科学は良く知っていて、話が面白いのです。
映画の話、文学の話、歴史の話など、面白かった。
新しい映画もいろいろ教えてもらったので、見ます。また、ブログに書きますね。
話は変わりますが、僕らの業界にいる人たちは、歴史に詳しい人が多い。
お客さんでも優秀なビジネスパーソンの人や、あるいはオーナー社長さんなんかもかなり歴史に精通している。
やっぱり、過去から学べる力はとても強いのだと思うのです。
歴史の知識の深さは「車輪の再発明」を生まない
エンジニア界隈で有名な「車輪の再発明」という言葉があるのですが、これは「過去に誰かが発明したことを知らずに、同じものをもう一度発明する」という二度手間を揶揄した言葉です。
経営者たちが歴史に学ぶ理由の大きなひとつは、ここにあるのではないだろうかと思っていて。
「いま、目の前で起こっていること」を正確に捉えるために、いろんな知識と共用が必要になるのだと思うのです。
社会って、面白いですね。
教養とは「いま、目の前で起こっていること」を正確に捉えるためにある、
というのは、僕の尊敬する山口周さんの本に書いてあった言葉です。
教養というのはまさしく、その知識の広がりと有機的なつながりの中にあるのです。
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (山口周)
哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。 → 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50