僕らは素敵にだまされるために生きている
糸井重里さんが運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」の中に、
「今日のダーリン」という毎日更新されるライトなエッセイのコーナーがある。
毎日あさの11時頃に更新されるのですが、僕はスマホにアプリ版を入れているので、通知が来たら仕事の合間でも休日でも必ず読むようにしているのです。
現代を表したゆるさがあって、すごくいいのです。好きです、今日のダーリン。
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今週の「今日のダーリン」の中に、ひとつすごくキュンとする文章が書かれていました。
うろ覚えで恐縮なんですが、
絵本を見ているとき、小説を読んでいるとき、歌を聴くとき、
ほぼ日刊イトイ新聞「今日のダーリン」より
映画も芝居も料理も、僕らは全部だまされている。
素敵にだまされている時間を、僕らは大好きだ。
素敵にだまされに行くのが、人々の「たのしみ」の時間。
という内容の文章が書かれていて、糸井重里さん素敵だなあと思ったのです。
頭の中をお花畑にするということ
僕らは、だまされて生きているのです。
しかも単にだまされているのではなくて、素敵にだまされている。
その時間が「たのしみ」の時間なんだというのです。
いま、あなたは何かにだまされていますでしょうか?
僕のすごく感性を持った友人に言われたのですが、
「いま、何か読んでいる?ちゃんと、頭の中をお花畑にしなきゃダメだよ」と。
なるほど。頭の中をお花畑にしないとダメなんだ、と。
その友人はリアルビジネスの中に生きていながらも、必ず本を読んで、物語に触れて、なんなら自分で物語を描いて生きている。素敵にだまされているのです。
僕がこのブログを書き始めた時に、こういう日常のあれこれを書く用のカテゴリとして「日々徒然」という場所の名前をつけました。
どこかビジネスチックになりがちなブログではあるのだけれど、そうやって日々のことを徒然と書き綴ってありたいのです。
ふと思い出させてくれる素敵な時間をありがとう。