志望動機は「本が書きたいから御社です」の一点張りでした。
前回、面接では「なにを」伝えるのか?ということで、僕が人材業界を志望した理由を例にとって書いてみました。
今回は、その記事の最後に書ききれなかった、「なぜ、その企業でないといけないのか?」「その企業で何をしたいのか?」という部分を書こうと思います。
志望動機は「本が書きたいから御社です」
これまでの流れとしては、まず僕は人材業界を志望する理由、というのを書きました。
他業界でもそうですが、いきなり「なぜ、うちを志望するのですか?」という直接的な志望動機ではなく、まずは「なぜ、この業界を志望するのですか?」という部分から入る面接は多かったです。
それを踏まえて。
なぜ、人材業界の中で、その企業じゃなければならなかったのか?
という問いに対する、僕自身の答えです。
僕は将来、本が書きたいです。だから、御社です。
僕の志望動機は常にこの一点張りでした。本当の話です。
僕は就活の約半年間、これ以外の志望動機を言ったことがありません。笑
別にふざけているわけではなくて。
僕が10代の頃、病気をしてしまい、だから人材業界に興味を持ったと書きました。
それプラス、大学時代の環境があって、人材業界を志望するのだと。
でも、そもそも僕自身は将来、「本を書きたい」という明確な夢があります。
それは、10代の原体験によって、僕自身が本によって救われた。背中を押してもらった。言うなれば、明日を、未来をもらったんです。
だからこそ、今度は僕が将来本を書く側に回って、誰かの背中を押すことをしたい。
そして、僕という人間が生きた証を、形にして残したい。
そう思っています。
人材業界の企業でいうと、いろんな人の人生に触れることで、将来僕は本を書くことができる。
だから、御社です。
そう語っていました。
企業の想いやあり方があって、それに共感していて、その中で僕は影響力を持ち、いろんな人のきっかけになる仕事がしたい。
それが本を書くことにつながる。だから御社です。
ということです。
これは別に人材業界に限ったことではなくて、僕が受けたありとあらゆる業界の企業に対しても、志望動機は「将来、本が書きたい。だから、御社です」の一つでした。
例えば、広告業界に対しては「言葉を通して、誰かの人生のきっかけになりたい。それが本を書くことにつながる。だから御社です」と言っていたし、
IT業界の企業では「御社は世界一を目指している。僕はその成長環境の中で、できる限りビジネスの最前線でやりたい。それが本を書くことにつながるので、御社です」ということ。
これは保険でも、マスコミでも、なんでもそう。
以前に、「志望動機の本質は、ひとつでいい」という記事を書きましたが、本当にそうだと思っていて。
僕の場合はまあ極端かもしれませんが、基本的にどれだけ業界を受けたとしても、志望動機が10個も20個もあるわけないんです。
そうではなくて、まずは自分という人間が「なにを」伝えるのか。
考えるのは、そこからです。
企業に合わせにいくな!
最後にもうひとつ、僕からのメッセージです。
志望動機でも自己PRでも何でもそうですが、まずは相手が求めていることを理解することは大切。
どんな意図があって、何を伝えれば、一番自分が伝わるのか?
ということを考えるという前提のもと、
企業に合わせにいくな!
という僕からのメッセージです。
まず、あなたという人間が、どうありたいのか?ということです。
就活は、そのあなた自身のあり方をとことん問われます。
そしてそれは、社会人になったあとも変わらないし、人生とはそういうものだと僕は思っています。
社会に出ると、必然的に求められる役割があり、そこに適合していくことが求められます。
でも、一番の根っことして持っていて欲しいのは、あなた自身のあり方。
自分を嘘偽って社会の扉を開けても、きっとうまく行くことはない。
就活というのは、自分自身と本気で向き合う、素敵な時間です。
その仕組み自体に賛否両論ありますが、僕は今の日本の社会の中で、大学時代にその時間を持つことができるのは、すごく有意義だと思っています。
本気で向き合って、良い時間にしてください。
僕の想いです。
ここまで読んでくれて、ありがとう。