『人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ!』(千田琢哉著)を読んで 〜結局「今」を生きるしかないということ〜

2019年1月4日書評(という名の感想文)

僕が大学1年の頃に、家の近所の本屋で棚積みされているのを見つけて、即買いした千田琢哉さんの『人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ!』という本があります。

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僕の手元にあるのは、読み込まれて使い古された本です。

帯の少女の眼差しと、「人生は、後戻りできない」という言葉がなんとも言えない。

人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ、と。

その「それ」ってなんだろう、と。

実は「それ」の正解というのはなくて、むしろそれは人それぞれによって違うはずなんですね。

と僕は思うのですが、それでもやっぱり「これは!」というものがあるはずで。

それが、冒頭で書いた「人生は、後戻りできない」という言葉だと思うんです。

つまりは、時間は有限だという、本当に当たり前のこと。

若いうちというのは、まあ僕もいま大学4年生なのでその”若いうち”に入るような気もするのですが、本当に時間というものがどこまでも無限にある資産のように感じられるんですね。

ある程度”若いうち”に入る僕が言うので、そうなんだと思って読んでほしいのですが、本当に時間はいくらでもあるように感じてしまう。

少なくとも、やりたいことはいくらでもできるように感じられるし、今しかできないことというのはなくて、自分がどこまでも歩いて行くことができると。そんなふうにさえ感じられてしまう。

若いうちにしかできないことってなんだという話ですが、それに気づいていくことが、今しかできないことなんじゃないかなと僕は思っています。

僕にとってのそれは、まあいろいろあるけれども、一番大きいものは「今」を生きるということです。

”若いうち”と言われる「今」は本当に今この瞬間しかなくて、そしてそれはつまりは、人生には若いうちの今しかできないことがあるけれど、若いうちの今はなかなかそれには気づかない。ということなのではないかなと思うんです。

もちろん。

いつになっても、何歳になっても、やりたいと思った時にできることは事実です。

そしてそれこそが、人生の中で一番若いのは「今」だということなんだと僕は思う。

と言いつつも。

「今を生きることが大事」だと言うけれど、じゃあそれはどういうことなんだと。

「明日死んでも後悔しないと思える人生を送ろう」と言うけれど、本当にそうなんだろうか。

翻って、僕自身、本当に今この瞬間を生きていて、明日死んでも後悔しないと言えるのか。

そんなことは、ないだろう。(と言いたいw)

もちろん明日死んだら、後悔はたくさんある。後悔というか、やりたかったこと、まだやっていないことはあるわけで。

同時に、やってきたこと、やってよかったこともたくさんあるのですが。

書いているうちに、なんだかわけがわからなくなってきましたが、結局僕にとって大切だったことは、今に感謝する瞬間が人生のどこかにあるということ。

明日死ぬかもしれない。というごくごく当たり前の事実を受け入れる瞬間があったこと。

そして、そんな中でいろんな価値観がひっくり返って、今を生きよう。と少なくとも思える瞬間があったこと。

そういうことなんじゃないかなと思っています。

まとまらずに、ごめんなさい。

なんども繰り返し読んだ言葉を抜粋して書こうと思ったのですが、書けなかった。

人生は、それに早く気づいた者。

という言葉だけで、この本に触れた意味があったような気がしています。うん。

うまくまとまりませんでしたが、ここまで読んでくださって、ありがとう。


人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ!(千田琢哉著)

〜若いうちにはわからない、若いうちにしかできないこと〜
人生は、後戻りできない。 「気づいたときには手遅れ! 」にならないための50の箴言。
人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ!

あ。Amazonだと帯の少女はいないんですね。(そうだろうか?)

実際の書店で手に取ると、素敵な帯の中の少女からまっすぐ見つめられます。