1日1枚書けば、1年で1冊の本になる。
1冊の本は、400字詰めの原稿用紙で、約300枚の量になると言います。
文字数でいくと、400文字×300枚=約120,000文字、ということになります。
300枚ということは、1日に1枚ずつ書いていくならば、1年で365日なので、1日1枚ずつ書いたとしても、1年弱という期間で本を1冊書くことができます。
今日1日で、1枚を書く。
それを毎日続けると、誰でも1年で1冊の本を書くことができる、ということになります。
翻って、こうして毎日少しでもいいからブログを綴っておくということも、大きな財産になるはずで、1年経った頃には、それだけで1冊の本と同じだけの分量を書いた、ということになります。
僕のブログはだいたい1回の記事で1000文字から2000文字くらい、時々3000文字くらいの文章を書きます。
多い時は4000文字くらいの内容を、1回のブログで書くこともあります。
仮に少なく見積もって1000文字くらいの内容を書き続けたとすると、120000文字で1冊の本ですから、期間でいうとだいたい120日、つまり約4ヶ月に4冊のペースで本を書くことができる、とうことになります。
これは毎日1000文字のブログを綴ったと仮定したら、ということですが、3行でもいいからブログを綴ろうと思って書き始めると、1000文字なんて、あっという間に到達します。
それを1ヶ月間続ければ、もう1冊の本が出来上がる。
そう考えただけで、ものすごくわくわくすることではないでしょうか。
僕は1日にブログを更新する頻度を1回、多くても2〜3回に抑えるようにしていたので、どんどんと下書きが溜まっていっています。
これから先、毎日淡々と更新し続けていくからいいや、くらいに思っていたのですが、ちょっと前に齋藤孝先生の『くすぶる力』という本を読んだ時に、今という時代について、
今は本という形でエネルギーを表現できる機会が以前よりも増えました。少なくとも自分のサイトやブログでは発表できます。
という前置きに加えて、
私のくすぶり時代もこんな状況だったら、私などはどれほど文章を書き、発表したことか。日々考えたことを無制限に書き連ねたはずです。
という内容を書いていらっしゃって、僕はその言葉を目にした時に、ものすごく心が震えたんですね。
別に日記調である今のブログの形にこだわって1日1記事ずつ更新していく、というスタイルにこだわる必要なんてなくて、どんどんと自分のエネルギーを注いでいけばいいんだなと。
そうやって”行き過ぎ”であったとしても、それくらいのエネルギーを自分の思考と、思想と、言葉と、そういったものに注いでいってもいいんだなと。
むしろ、それくらいのことで尽きるものならば、大したエネルギーではなかったんだな、と思わされるきっかけとなりました。
自分の内側に、どれだけ広くて深い思考の海を持つことができるか。
大学時代にこんな時間を持つことができて、幸せです。
僕は僕の成すべきことを、淡々と成し遂げます。ありがとう。
<追伸>
齋藤孝先生の『くすぶる力』と言う本。
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- 作者: 齋藤孝
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僕もまだまだくすぶり続けます。