面接で「君の大学から、どうやってうちにエントリーしたの?」と言われたら、あなたの熱意をPRする絶好のチャンス。

2019年3月10日就活生向け, 面接, 大学時代

このブログを読んでくれているあなたが就活生ならば、そしてもしあなたが、いわゆる有名大学ではないならば、そんなあなたに伝えたいこと。

「君の大学から、どうやってうちにエントリーしたの?」

と思われるような大学の場合、実はそれがものすごくチャンスですよ、ということ。

「どうせ、うちの大学からなんて、、」とか「OBもいないし、、」とか、そんな風に思うこともあるかもしれませんが、そんなことはどうでもいい。

せっかく就職活動をするならば、むしろ、それがチャンスなんだ、くらいに捉えて臨んだ方が絶対に楽しいです。

僕は自分自身の就職活動を通して「君の大学からはありえない。どうやってここまで来たの?」と思われる企業を受け続けました。

思われるどころか、実際に何度それを聞かれたことか。

嘘じゃありません。面接で聞かれるんです、面接官に。「君の大学から、どうやってここまで来たの?」って。

僕がいる大学は国立大学ですが、地方です。ど地方。だからこそ、東京のど真ん中で就活をしていること自体が珍しいらしく、

「へー、君。珍しね。ずっと東京で就活をしているの?」とか「どうして東京で就活をしようと思ったの?」とかは、面接では十中八九聞かれました。しかもそれは一次面接のときだけではなくて、どんなに選考が進んでも、それこそ最終面接の時にも聞かれるのですから、どんだけ珍しいんだと。笑

雑談も兼ねているんだとは思いますが、面接の最中で面接官と仲良くなると、「どこに泊まっているの?」とか「今日、面接が終わった後すぐに帰るの?」とか「あそこ行ってみた?すごくいいよ!」とか。そんなことも話してくれるようになります。ぶっちゃけ興味ないでしょ(笑)、とか思いつつも、そんな話をするのは楽しい時間ですよ。

今となっては、すごくいい思い出。という半分冗談の話は置いておき。

面接では、記憶に残らなければ、圧倒的多数の一部として簡単に落ちる

「君は、どうやってここまで来たの?」

と言われるということは、逆に言うなれば、普通に考えるとここまで来ないからこそ、興味を持ってもらっているということです。面接においては、適切な受け答えをするとかしないとか、そんなことは二の次です。そんなこと以前にそもそも、記憶に残られなければ、受かることは絶対にありません。

たとえ正直なことを言って嫌われたとしても、それくらいはっきりと印象に残らないと、埋もれてしまうんです。ぶっちゃけ、ほとんどの就活生なんて、同じようなもんですから。

だからこそ、そんな風に聞かれるということは、最初にそのきっかけをもらっている、ということです。

あとは、
「そうなんですよ、珍しいですよね。笑
でも、僕は他の就活生とはちょっと違うかもしれません。なんでここまで来たかというと、、」

という風に、やってきたことと、あなた自身と、そして何より熱意をアピールすればいいんです。面接で話す際は、自分では他人と比較して話すことは、もちろんしません。その判断は、相手にしてもらいます。

これで、面接官の立場からすると、他の就活生と比較してみたときに、圧倒的に抜きん出ています。あとは、「伝える」ということを意識しつつ、きちんと来た球を打ち返していけばいい。楽勝です。

本質的には、他の就活生と比較すらされないくらい、ぶっちぎりが一番いい。

そのコースでも、ある程度の企業までは、いけます。特に僕の場合、語るエピソードがわりとしっかりしていたので、ある程度まではそこまで難しいことではなかった。

でも、周りが例えばめちゃくちゃに有名大学で、地頭もいい上に様々な活動をしてきて、それでいて就活生としてもかなり優秀です。みたいなレベルになってくると、そういうわけにもいかない。

だからこそ、僕はこの環境でここまで来ましたよ、と。この中で、こんなことを考えて、ここまでやっています、と。

これから先、こういうことをしたいと考えていて、そのためにはこれこれが必要です。そして僕は、御社のように会社として使えるリソースが豊富にある企業だったら、このレベルまでやれると考えています。内定かどうかとかは別にどっちでもいいですが、ぶっちゃけ、あなた方は僕を採らないと損だと思いますよ。

言葉はあれですが、概ね、そういう伝わり方をするように話をしました。笑

こうして文字にして書いてみると、嫌味な就活生なような気もしますが。。面接の際は、もちろん敬意ベースのもっと柔らかい感じで話しますよ。

選ばれる側であると同時に、選ぶ側でもある

別に精神論とかいう話ではなくて、人生において本当に大切なスタンスであると僕が思っているからこそ、伝えたいメッセージを書きます。

それは、就活生というのは、選ばれる立場であると同時に、選ぶ立場でもあるんだ、ということ。

もちろん、採用のための選考という立場上、あるいは面接官と就活生という役割上、面接官が選ぶ側というのは事実なのですが、それでも僕は、あくまでフラットな選考の場であるべきだと思っていて。

むしろ、僕ら学生の側も、選考官を見ているわけです。選んでいるとか、そう言った上から目線の立場ではなくて、そして逆に多くの就活生が陥りがちな、企業側に媚びてしまって下から目線になってしまうのでもなくて、あくまでも、フラットに、です。

お互いにとってそれがベストであるはずだし、選考の場というのは、本来はそういった場であるはずなんです。

人生のスタンスと考えた際にも、これは同じはずで、来た流れに身を任せて、判断と、そして決断を他人に委ねるのか、ということです。そしてそれは、本当に自分の人生を生きていることなのか、ということ。

逆に、目の前に来たものを受け入れるという謙虚さはもちろん保ちつつ、自分の今を自分で判断して、未来を決断する。そうやって自分の人生を生きていくことを、自分で選択するのか。

そのどちらかだと思うんです。

もちろん、就活の場においては、自分一人ではどうしようもならない場面が多いことも事実。

判断をするのは相手でもあるので、心から望んだ第一志望に入れるとは限らないし、むしろ入れないことの方が多かったりもする。

その事実を受け入れた上で、そこであなたは何を選択しますか、ということを問われているんだと僕は思っています。

厳しいようなことを、上から書いてしまっているようで、ごめんなさい。

これは一つ、僕自身に向けたメッセージでもあるのですから。

伝えたい「何か」が少しでも伝わればと思って、パソコンに向かっています。

ここまで読んでくれて、ありがとう。