ひとつのことに打ち込むという青春の汗。
大学の学祭に行きました。僕の友人が、部活で出し物をするとのことで。
ちゃんと出し物を見に行くのは、4年目にして最初のこと。
もともと、人がたくさん集まる場が苦手だったので。
感想。
すごくよかった。
ほんとうに、よかった。
何がよかったって、青春だなぁって痛いほど感じられたこと。
出し物をしている人たちがみんな楽しそうで、笑顔で、もちろん準備も大変だっただろうし、1日に何公演もするということは楽なことではないはず。けれども、それらを超えて、青春の汗が伝わってきて、すごく心が震えました。本当に行ってよかった。
僕の友人は4年生。
ああ、本当に4年間、この部活に打ち込んできたんだなぁと。夢を抱いていると同時に、その夢を追うということは、すごく泥臭いことだったはず。
いろんな葛藤もあったんだろうけれども、それでも4年間、ひとつのことに打ち込んだという事実は、見ている人にもひしひしと伝わってきて。
そしてその姿が、ちょっと羨ましくもありました。そんな風に思ったのは初めてのことで、自分でもびっくり。
僕は大学時代、後悔はないほど、やりきった。そう思っているのは本当ですが、それでも初めて、もう一度大学時代を送るなら、あんな風に、キラキラしたことに没頭して打ち込んでみたいな。そう風に思いました。
何だろう。
僕は小4から高校時代までずっと、サッカー少年だった。
今の僕を知っている人は想像がつかないと思いますが、本当にサッカーばっかりやっていて、来る日も来る日も夜遅くまでボールを追いかけているような、そんな10代を過ごしました。
サッカーを離れるきっかけとなったのは、高2のとき。脊髄の病気が原因で、それ以来、一切の運動から身を引きました。未だにドクターストップです。
だからでしょうか。僕の心のなかのどこかに、青春の残り火みたいなものがあって、ずっと見ないふりをしていた自分がいた。何かに没頭して、無我夢中になって打ち込むことをしたい。今日は、そんな自分自身に何かが重なって、心が震えたのかも、しれません。
本当に、素敵だったなぁ。輝いている。かっこいい生き方だと思うんです。何が素敵かって、自分が「これだ!」と決めたことに打ち込んで、いろんなものを乗り越えてでもそれをやりたい!と思っていることが、かっこいい。
ああいう雰囲気というのは、半端に生きている人間には、絶対に出せない。
大学時代。そんな感覚に触れることができて、本当によかった。
ありがとう。