忙しい大学生を見て思うこと

就活生向け, 大学時代

就職活動中の学生。忙しいよねわかる。

いろんな学生が、学校の勉強(ちゃんと勉強している人は多くはないけれど笑)、アルバイト、インターンシップ、その他プライベートと掛け持ちをしており、「人生の夏休み」と揶揄される大学生は意外と忙しい。

僕も思い返してみれば、大学時代の前半はこれでもかというほど時間があった。

16歳、高校2年の夏から体を壊して自宅に引きこもり、大学に入学したのが20歳の時。
そこから大学の前半まで、これでもかというほど一人の時間を満喫した。

本を読み、考え、書き、自分に向き合う。

闘病生活の時間も含めると、自分自身と向き合う孤独の時間をたっぷりと謳歌することができたので、大学時代の途中からいろんな課外活動に精を出すことになった時、爆発的なエネルギーに変換することができた。それまでに溜まっていた鬱憤である。

忙しいは言い訳だと思うけれど、忙しいと自分に向き合えない

冬の時期になると、就職活動真っ盛りの人たちと、今まで以上によく話すようになる。

いま、大学3年生の人、そして大学院1年生の人だ。

彼らはいう。忙しくて、就職活動に集中できないんです、と。

それを社会人に言うあたり、なかなかすごいなと思うのだけれど。笑
まあでも、実際に彼らにとっては忙しいのだと思う。

でも、仕事を始めて責任を伴う、影響力を伴う、と言う状況になって、自分1人の人生じゃなくなってくるわけで、その中で「忙しいから・・」と言っていられない状況になるのもまた事実。

大学生、社会人問わず、特に20代のうちは自分自身と向き合う時間の方が何よりも重要だと思うのです。

やっぱり忙しすぎたりいろんなことに手を出しすぎると、自分と向き合う時間、ようは孤独な時間がなくなってしまう。孤独な時間がないと、思考を深めることはできないし、その他大勢として社会に放り出されてしまう。

1つ、就活は「自分を見つめる機会」として使ってみても良いのかなあと思いつつ。だって「就活は団体戦」といえども、結局は自分自身が孤独に自分と社会と向き合うことでしか深まっていかないのだから。

 

今の時間は、今しかない。今の時間を最大限、大事にしような。

「大学生の頃はよかった・・」とため息をつく大人になるのではなくて、「あの頃はよかったけれど、今はもっと良い!」と言える大人になりたいものですね。