書くのが速いんじゃないんです

書くということ

ブログを読んでくれている方から、「書くのが速いんですね」というコメントをいただきます。

実は書くのが速いのではなくて、書いている時間が長いだけなのです。ようは労働時間が長いだけ。今の時代に反していますね。笑 書くという仕事に「働き方改革」はありません。

僕はnoteも書いています。(時々ですが・・)

先日、僕のブログを読んでくれている友人が、noteもたくさん読んでくれ&購入してくれました。(いつも読んでくれてありがとう!)

ブログとnoteの書き分けについては難しいので、厳密に定義をしているわけではないのですが。。

 

僕は休みの日に何をしているかというと、寝ている時以外はずっと机に向かって何かしらをしています。

大半は本を読んだり、こうしてパソコンに向かって何かを書いたり、あるいは手帳に向かって自分自身の思考の言語化をしたりしています。

仕事で使う資料も、自分自身の未来に向けた資料のストックもやります。大量の文字を書いています。

純粋に書いている時間が長いのです。

1時間に10記事書ける人はいません。せいぜい2〜3つの記事が限界です。

1つの記事はだいたい2,000〜3,000文字くらいですので、原稿用紙だと1記事あたり5〜7枚くらいの文字数でしょうか。

原稿用紙を10枚書くと、それだけでヘトヘトになります。1日中机に向かって何かしらを書いているということは、頭脳労働以上に肉体労働なのです。

世の中で何かを書く仕事をしている人たちはたくさんいますが、一見すると書くのが速いように見える彼らは、実は書いている時間が長いだけなのです。

書いているうちに、次に書きたいことが生まれてくる

僕はブログを書き始めて10年以上経ちます。一番最初にブログを書いたのは高校生の時です。その前はノートに自分の思考とか、読んだ本の中で出会った言葉とか気づきを書きためていました。

色々なブログサービスを転々としてきて、ようやく社会人になってこのブログを、自分自身のドメインを取得してワードプレス で作りました。

大学時代に「はてなブログ」で書いていた記事もこのブログに移しています。
このブログは自分自身の思考の記録として、一生続けようと思いました。

書いていてネタが尽きることはないのか、という話もよく聞かれるのですが、僕にとっては逆で、書いているからこそ、次に書きたい内容が生まれてくるのだと思います。

逆に例えば1週間に1つの記事しか書かない人は、2〜3ヶ月書く間に、書く内容が尽きてしまいます。書かないからこそ、何を書いて良いのか分からなくなってしまうのです。

書き続けようと思うのであれば、毎日少しずつでもいいので、何かを書く習慣を設けることです。別にブログのようにたくさんの文章を書かずとも、手帳にメモをするでもいいし、Twitterでも良いのです。

僕はよく、仕事の合間に思ったことをメモしたり、Twitterで呟いたりしています。外でブログを書くのはなかなか難しいのですが、Twitterをつかってその瞬間に考えたことを備忘録的に呟いておくことで、あとでそのツイートを見てブログを書くことができるようになります。

「書く」ということの根っこにあるのは「気づき」

僕のブログを読んでくださっている方はわかると思いますが、このブログでは結構いろんなテーマを扱って書いています。

就活、仕事、日常といった僕自身の体験をベースにしてはいますが、それ以外にも記事や社会の出来事を元にして書いたり、あるいは時事問題や経済にも言及します。

共通項がなく書き散らかしているのではなくて、実はそれらは枝葉で、根っこにあるものは「気づき」です。気づきの根っこが大きくなって幹になり、それを中心に身の回りの色々なテーマが枝葉になって、それを書いているだけです。

読んだ本もそうです。このブログで取り上げている本や映画は、本当に極々一部のもので、本当はもっともっと書いたい内容、取り上げたい内容はたくさんあるのですが・・

 

僕の知り合いで、未来の独立に向けてメディアを作りたい、発信の場を作りたいという方がいます。

実は何を目的にするかによって発信とアウトプットに仕方も変わってくるのですが、僕の場合は毎日、少しずつでも色々なアウトプットをし続けて、蓄積(ストック)をすることに意味があります。気づきの掛け算が価値になるからです。

でも、彼の場合は、数ではなく「質」で勝負すべき領域です。圧倒的な専門性を追求する場合は、記事の数、ストックの数ではなく、1記事の「質」で勝負アリなのです。

極論を言えば、良質な10記事をきちんと書いて、十分。
それが専門性の提示と信頼に繋がり、自分自身の仕事につなげられる、という考え方もあるのです。

 

とまあ、久しぶりに「書くということ」について書いてみました。

これからもお付き合いくださいね。いつも読んでくださって、ありがとう。