誰もが共感するストーリーを作り出せる。それは才能
とあるインフラ系の企業が考える新規事業のパートナーとして取り組むことが決まりました。年明け1月からプロジェクトに外部パートナーとして入ります。
ここ数ヶ月、その企業の新規事業部という新しい部署に対して打ち合わせを繰り返し、先方の社内的になかなか進まない・・という壁を乗り越えようやく一歩、進むこととなりました。
物事の根底にある、共感を呼ぶ物語こそ力
この提案を通して痛感したこと。
それは、やっぱり物語(ストーリー)こそが共感力となり、事業の背骨になるのだということ。
そして、誰もをも巻き込むことができるほど強いストーリーを一発で作れるというのは、才能以外の何物でもないのだということです。
人々の意識の根底にある「共通の物語」。
その水脈を探り出し、スコップを入れて脈々と水が流れる。そして溢れ出した水を、文脈という名の器に入れて整える。言葉にする。
その肝となる部分を、2年半一緒に仕事をしている、信頼できるブレーンの方と組んで、作り上げることができました。
今回、事業モデルがどうだとか、マーケットがどうだとか、何のピースが足りないだとかいうのは、僕が企業側とすり合わせをし、必要な機能を洗い出しました。
そして先方の中に唯一なかった(かつ、僕自身ができない)ことというのは、この新規事業の背骨を一本立てること。
なぜ、この企業が新たなこの事業をやるのか、というストーリーです。
社内での必要性はもちろん、社外に向けて発信をすること。
語るべきストーリーと必然性。
それらが重なってはじめて、多くの人たちを巻き込んで力になるのです。
翻って。
僕らには、やりたいことがあります。
なぜ、僕はそれをやるのか?そこにストーリーという名の必然性があるのか?
あなたには、それをやるべく語れる物語があるのか…?
何かを為したいと思い描きつつも、なかなか実現しないのであれば、いま一度、根底にある「なぜ?」というストーリーを見つめ直してみてはいかがでしょうか。