夢を語る人の夢が叶ったことってありましたっけ?

2019年12月19日日々徒然

いやあああ。他意はないのでフラットに読んでいただければ。

あのね、なんだろう。例えば新橋とか、大阪だとミナミとか新地とかね。
そういう場所で赤提灯の下で夢を語っている人たちはたくさんいるんですよ。

本当に熱弁を奮って、これでもかという壮大な夢を語る。

でもね、それらの夢が実現されることって、ないんですよね。残念ながら。
聞いたことありますか?見たことありますか?あるなら教えてほしいです。

 

「夢を語ることが大事」と言いますよね。

でも、夢を語って夢が叶うのであれば、上で書いたような場所で毎晩語られる夢の中から少なくとも幾つかは世に出て社会を変えていると思うのですが、いかがでしょうか。そういった話は聞いたことがないですよね。あるなら教えてほしいです。

夢を語る人の共通点ってあるんです。知っていますか?

それは、今語っている夢が叶わないということを、他でもない自分自身が誰よりも知っているということなんですよ。
叶わないと知っているからこそ、叶ったら幸せなんだろうなあという夢を一生懸命に語るんです。

でも、どこかで「でも、ちょっと難しいだろうなあ」と思っているから、その夢が実現することは永遠にありません。

じゃあ、夢を叶える人の共通点って、なんだと思います?

それは、自分自身が思い描いている夢が叶うと確信しているということです。
そしていちいち自ら「私の僕の夢はこんなんです!」と語ることなんてありません。分かっていること、知っていることを話すことに面白味がないからです。

 

成功者達もよく「夢を語ろう」と言いますよね。
彼らは口下手なんで「夢を語ることが大事」だと言いますが、本当はそうじゃない。

彼らは皆、夢を語ったからその夢が叶ったわけではなくて、自分自身が思い描く夢が叶うことを確信していた。夢が叶うことを知っていたんです。

でも、成功した時のインタビューで「はい、知っていました」と言わないで「夢を語ろう」と言うんです。口下手だから。
それに「知っていたんですよ」と言う人は敬遠されるでしょう?笑

夢を語るだけなら誰でもできる

あと、成功者じゃない人たちも猫も杓子も、後輩達に向けて「夢を語ろう」と言いますよね。

ダサくない?

いや、いいんです。いいんですよ。人の価値観なんで。

じゃあ、「夢を語ることが大事」といっている人たちに向けて、あなたの夢は叶ったのか?と聞いてみてください。

もしかするとそのうち何人かは「叶ったんだよ、ほら」と言うかもしれません。
あなたがその夢を聞いて「え、こんなちっぽけなのが夢なの?」と思ったとしても、口に出してはいけませんよ。傷つけちゃったら可哀想じゃないですか。

ちょっと話は変わりますが、僕は小中高と、学校の先生の話を一切聞かない子供でした。一切です。

オブラートに包んで言うと、なんでこんなショボい連中の話を聞かないといけないんだ?とか、こう言う人たちに人生や社会を語られる自分はまだまだだなあと、本気で落ち込んでいたくらいです。

中学時代の社会の先生が僕たち生徒に向かって、

「先生は若い頃から、夢を叶えた青写真がくっきりと見えていた。君たちも、色づいた青写真が浮かぶくらいの夢を持ちなさい」

といっていたのですが、冗談でしょう?笑 と思っていました。言わなかったけど。

皮肉でもなんでもないんです。でも、世の中の事実って面白いなあと思ってみています。

「ありのままの自分でいる」という言葉と同様に「夢を語ることが大事」というチープな言葉も世に溢れている、そんな時代のように見える真夜中の雑談。

「その夢、いいね!」と無条件の賞賛は、これまた蜜の味。