異業種交流会に学ぶ、「自分たちの価値観」を知るということ
『異業種交流会』と称する会合と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
・ほんとうに人脈ができるのか?
・仕事につながる学びがあるのか?
・どのくらいのペースで、どういう人たちが参加するのか?
というような質問をする人が多い気がします。
僕もホンネをいうと、「ぶっちゃけ、そういうのに参加しないといけない時点で、しょうもないよね」と思っています。
オブラートに包んでいうと、「時間の無駄」です。
ということで、まさかの「異業種交流会」を、僕らの会社で実施することになり、やってきました!(笑)
担当は僕。まさかの大抜擢指名です。
クライアントのとある会社の方から「異業種交流会を、ゆってぃさんの会社でやりたいんだけれど」と言われたのが年始の頃。
聞くと、昔からその人がおつきあいのある会社や知り合いなど複数社と交流をしながら、定期的に開催をしている模様。
僕らのことを「若いけれど、なんだか面白い」と思ってもらえたのか(?)はいざ知らず、梅田にオフィスを構える僕らの会社を会場にして、交流会を開催する運びとなりました。
上で書いたように僕は基本的に交流会と名のつく会合は嫌いです。
何故ならば、本当に素敵な人はなかなかそういうオープンな所には来ないし、また、自分自身が出会うべき人は、交流会でなくとも自然に出会える、という原理原則的な考えがあるからです。
ですが、今回、この話をしてくれた人が言っていることは、今までの交流会とはちょっと違うかもしれない。
なんだかよくわからないけれども、乗っかってみるのも良いかなあ、と思わされる何かがありました。ということで、僕らのオフィスに4社を招待し、交流会を実施。
その後、梅田近辺で懇親会というなの飲み会を実施したのです。
結論、よかった。笑
今までもなんども「なんちゃら交流会」というものに参加をしてきた僕ですが、「参加してよかった」と思ったものはほとんどなかったのですが(むしろゼロかもしれない)、今回は総じてよかった。
「異業種交流会」という名前はありますけれども、長年の信頼がある人たちが集う会ということ。
僕らが一番新参者でしたが、きちんと関係性が築け、交流を図ることができたという機会は、僕にとっても、そして恐らくは参加をしてくれた4社にとってもよかったものなのではないかと思っています。
信頼は、大事!
理系あるあるトーク大爆発
余談ですけれども、僕のクライアントの会社はメーカーです。しかもかなり大手のメーカーで、研究開発部門の方々も参加をしてくれました。
ザ・理系ということで、僕も物理学をやっていたバックボーンを持っている理系魂が炸裂してしまいまして。
かなりの理系トークで盛り上がり、「世の中、やっぱり原理原則だよね」という話から「どういう視点で社会やビジネスを見ているのか」「ヒトの科学ってどうなのか」という内容を絶賛大議論。
参加をしてくれたリケジョの方々にも受けたようで、理系あるあると、僕のような仕事をしている役得な感じも、とてもいい刺激になりました。
「アカデミックに戻りたいと思わないんですか?」
と聞かれたのが、僕の中での今日の大きな分岐点。
というのも、優秀な技術者集団である彼ら、彼女らにそう言ってもらえたというありがたさと、その質問に対して「ゼロではないけれど、今はアカデミックに戻りたいとか研究者になりたいとかは思ってはいない」と回答した僕の(僕らの)プライドを再認識できたことが価値でした。
僕の本音なのですが、アカデミックな領域で、研究者としての「生活スタイル」にはとても憧れます。ああいう生活はとても理想。
一方で、研究者になって自分が何かに取り組みたいか?と聞かれると「△」なのです。
というのも、研究という世界においては、それができる人たち、得意な人たいに任せたらいいというのが基本的な僕のビジネスにおける考えです。
一方で、僕らは各種研究が「何に」「どのように」使われているのか?というビジネス視点を誰よりも知っているという自負があります。
であるならば、研究は研究で得意な人たちにお願いをする。
そして、その研究と、社会や世界とを繋ぐ。必要な機能をデリバリーできることの価値は、僕らにしかできないことだと思っているのです。
それこそが僕らのプライドであり、コンサルタントと名乗る僕らの価値発揮の「一歩先の世界観」なのです。
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異業種交流会は、改めて自分たちの立ち位置とか、価値観を再認識する場である。今日の学びです。
夏頃にも同様のメンバーで実施をすることになったので、コンテンツは考えなければ・・・
<追伸>
それにしても、リケジョの人たちとの会話は、楽しかったなあ。。笑