「御社の事業に共感したからです」では通らない!志望動機の具体的な考え方について

就活生向け, 面接

ブログ更新が久しぶりになってしまいました。
先週は2月の後半ということで、気づけば怒涛の1週間でした。

その前の週末は東京出張も重なっており、テンションは高いけれど、体の疲労は残っている。そんな感じの2週間を過ごしていました。
東京は打ち合わせと、研修も兼ねての出張だったので、それはまた別で書きますね。

さて。3月1日をもって、就活解禁です。

とある学生の「志望動機」を見せてもらうことがあって、どう思う?と。

その人が書いていた志望動機というのが、

・貴社の〜〜に共感しました
・貴社の〜〜事業が画期的だと思いました
・だから私は、こういうことを思っています(という一般論)

という内容だったんですね。これは志望動機とは言わないのです。
おそらくその人は、数ある企業の中からその企業を選んだのでしょう。その企業が取り組んでいることや、どういう特徴があるのか?ということも調べた上で、ES(エントリー・シート)を書いているのだと思うのです。

でも、勿体ないことに、こういう書き方ではまったく「志望動機」にはなっていない。
なぜなら、こういう文章は、僕でも書くことができるし、言うなればだれでも書くことができるからです。

だれでも書くことができる志望動機は、その人の志望動機にはならない。
就活において一般論はダメです。なぜならば、埋もれるから。就活でその他大勢に埋れれば、確実に落ちます。

企業に合わせに行くな!志望動機は自分軸で考える

ぶっちゃけ、これに尽きるのですが、志望動機というのは本来、自分軸であるべきものです。

正確にいうと、まずは「自分がやりたいことがあって」→「だからこの企業です」という順番です。

しかし多くの就活生は、逆にしてしまう。
「御社のここに共感しました」→「だから私も、これがやりたいです」
という。

ほんとか?と言いたい。

例えば、「御社の商品が前から好きでした!」とか「御社の地元密着の考え方に共感しまして!」とか。嘘つけ。

 

ちなみに僕の志望動機は、「将来、本が書きたい」の一つしかありませんでした。全業界、1つの志望動機です。

 

ということで、じゃあ具体的にどう考えれば良いのか?ということを書きます。
こういう具体的な内容を書かないと、僕が書く内容に信頼がなくなりますもんね。

ポイントとしては、

・まず、自分がやりたいこと(あるいはその要素でもいい)を列挙してみる
・なぜ、それをやりたいのか?を考える
(共通項を出してもいいし、いくつかの要素に別れてもいい→わかれるなら、優先順位をつける)

ここで大事なのが、「やりたいことが何か」ではなく「なぜ、それがやりたいのか?」という「Why?(理由)」の部分です。

やりたいことというのは、あくまでも手段であって、方法論です。
そうではなく、その根っこにある「なぜ、それをしたいのか?」という背景こそが、あなたの軸になるのです。

→これまでが自分の軸で、ここからは志望動機に置き換えます。
ようは企業に伝わるように、表現を考えるということです。

・この会社で、それができるかどうか考える。
できなくとも、できうる要素があるならそれもOKで、そこから自分のやりたいことに接続できるか?まで考えれればなおよし

(・この会社ならでは(事業の強み/らしさ/ビジネスモデル/など)に繋げていうことができればさらによし)

この4つがポイントです。

自分のやりたいこととその理由を考え、それがこの企業(や業種、業界)で体現できるのか?
という順番で考えれば、志望動機というのは比較的書きやすいはずです。やってみてくださいね。

それでもやりたいことがわからないというあなたへ

それでも自分の「やりたいこと」がわからないという人は、この記事を読んでみてください。

・自分の過去を徹底的に掘り下げてみる
・片っ端からエントリーをしてみる

ということを、噛み砕いで書いています。

 

本来、志望動機というのは、さして重要ではありません。

無意味だとは言いませんが、ぶっちゃけ、志望動機ありきで判断をする企業や人事は、そのレベルだと思っていいです。(言いすぎか・・?)

そうではなく、自分の軸があって、能力があれば、ちゃんと見てくれる会社は見てくれます。
ですが、どうでもいい理由で落とされるのが癪だという人は、ちゃんと「その企業に伝わる」ような志望動機を書けばいいと僕は思っています。

読んでくださって、ありがとう。