志望動機は「本が書きたいから御社です」の一点張りでした。

2019年3月3日就活生向け, 面接



憧れの会社はある。志望動機はない。

憧れの会社はある。志望動機はない。

 

前回、面接では「なにを」伝えるのか?ということで、僕が人材業界を志望した理由を例にとって書いてみました。

今回は、その記事の最後に書ききれなかった、「なぜ、その企業でないといけないのか?」「その企業で何をしたいのか?」という部分を書こうと思います。

志望動機は「本が書きたいから御社です」

これまでの流れとしては、まず僕は人材業界を志望する理由、というのを書きました。

他業界でもそうですが、いきなり「なぜ、うちを志望するのですか?」という直接的な志望動機ではなく、まずは「なぜ、この業界を志望するのですか?」という部分から入る面接は多かったです。

それを踏まえて。

なぜ、人材業界の中で、その企業じゃなければならなかったのか?

という問いに対する、僕自身の答えです。

僕は将来、本が書きたいです。だから、御社です。

僕の志望動機は常にこの一点張りでした。本当の話です。

僕は就活の約半年間、これ以外の志望動機を言ったことがありません。笑

 

別にふざけているわけではなくて。

僕が10代の頃、病気をしてしまい、だから人材業界に興味を持ったと書きました。

それプラス、大学時代の環境があって、人材業界を志望するのだと。

でも、そもそも僕自身は将来、「本を書きたい」という明確な夢があります。

それは、10代の原体験によって、僕自身が本によって救われた。背中を押してもらった。言うなれば、明日を、未来をもらったんです。

だからこそ、今度は僕が将来本を書く側に回って、誰かの背中を押すことをしたい。

そして、僕という人間が生きた証を、形にして残したい。

そう思っています。

人材業界の企業でいうと、いろんな人の人生に触れることで、将来僕は本を書くことができる。

だから、御社です。
そう語っていました。

企業の想いやあり方があって、それに共感していて、その中で僕は影響力を持ち、いろんな人のきっかけになる仕事がしたい。

それが本を書くことにつながる。だから御社です。
ということです。

これは別に人材業界に限ったことではなくて、僕が受けたありとあらゆる業界の企業に対しても、志望動機は「将来、本が書きたい。だから、御社です」の一つでした。

例えば、広告業界に対しては「言葉を通して、誰かの人生のきっかけになりたい。それが本を書くことにつながる。だから御社です」と言っていたし、

IT業界の企業では「御社は世界一を目指している。僕はその成長環境の中で、できる限りビジネスの最前線でやりたい。それが本を書くことにつながるので、御社です」ということ。

これは保険でも、マスコミでも、なんでもそう。

以前に、「志望動機の本質は、ひとつでいい」という記事を書きましたが、本当にそうだと思っていて。

僕の場合はまあ極端かもしれませんが、基本的にどれだけ業界を受けたとしても、志望動機が10個も20個もあるわけないんです。

そうではなくて、まずは自分という人間が「なにを」伝えるのか。

考えるのは、そこからです。

企業に合わせにいくな!

最後にもうひとつ、僕からのメッセージです。

志望動機でも自己PRでも何でもそうですが、まずは相手が求めていることを理解することは大切。

どんな意図があって、何を伝えれば、一番自分が伝わるのか?

ということを考えるという前提のもと、

企業に合わせにいくな!

という僕からのメッセージです。

まず、あなたという人間が、どうありたいのか?ということです。

就活は、そのあなた自身のあり方をとことん問われます。

そしてそれは、社会人になったあとも変わらないし、人生とはそういうものだと僕は思っています。

社会に出ると、必然的に求められる役割があり、そこに適合していくことが求められます。

でも、一番の根っことして持っていて欲しいのは、あなた自身のあり方。

自分を嘘偽って社会の扉を開けても、きっとうまく行くことはない。

就活というのは、自分自身と本気で向き合う、素敵な時間です。

その仕組み自体に賛否両論ありますが、僕は今の日本の社会の中で、大学時代にその時間を持つことができるのは、すごく有意義だと思っています。

本気で向き合って、良い時間にしてください。

僕の想いです。

ここまで読んでくれて、ありがとう。



憧れの会社はある。志望動機はない。

憧れの会社はある。志望動機はない。