【就活】グループディスカッションで意識すべき3つのこと

2019年3月21日就活生向け, 面接

以前から、僕のブログを読んでくださっている方で、この3月から就活をなさるという方から質問を頂きました。

ブログを読んでくださって、ありがとう。

いよいよ3月から解禁となります。内定が取れなかったらどうしようという不安もありますが、就活を通して様々な企業・人との出会いも楽しみにしています。

本日はグループディスカッションについての質問です。
yuttieさんは、記事の中で「グループで通過しようとする人が通る」と仰られていましたが、いまいち腑に落ちませんでした。

私は、グループディスカッションは
①時間内に議論を形にすること、②より良い提案をすること、が大事だと考えています。
②について、私は、より良い提案をするために多くのアイディアを出すことを心掛けています。しかし、傍から見ると、自己中心的な振る舞いになっているのではないかと不安に感じてしまいます。

yuttieさんが考えるグループディスカッションのや、取り組む際に心掛けたほうが良いことを教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。

質問をくださったあなたより。

まずは、就職活動へ取り組む中で「楽しむ」というスタンスであろうとしている点が、とても素敵だと思います。

実際に就職活動という期間は、普段ではなかなか会うことが出来ない大人(企業の偉い人たち)と、対面で話をすることが出来ます。
その経験は、必ずあなたのこれからにとって大事なものになりますから、出来るだけいろいろな大人に、等身大の自分をぶつけてみてください。

就活におけるグループディスカッションの目的を考える

あなたが書いてくださったように、ビジネスにおいて、グループでディスカッションをする目的は、

①時間内に議論を形にすること
②より良い提案をすること

にあると僕は思います。

でも、こと就職活動における「グループディスカッション」は、上の2つが目的なのでしょうか?ということです。

①は正しいです。限られた時間内で、ある一定の成果物を出すというのはビジネスにおいて大事で、GDはそのポイントを見ることが出来ます。

②は別にどちらでも良いです。
なぜならば、もし「良い提案か否か」でそのGDを判断するのであれば、別の形式をとるはずです。

GDにおいては、よほど秀逸な提案でもない限り、アウトプットの内容で評価されることはありません。そもそも人事はその評価軸を持っていないのです。

人事が面接で見るのは「(知的)能力」と「人となり」

話を進めて、そもそも人事が面接(今回のGDもおなじ)で見るのは、知的能力と人となりです。

特にGDというのは、学生をふるいにかけるという点で、良く出来ています。

議論が始まれば、誰がどのくらいの知的能力を持っているか。また、その人の集団における人となりはある一定きちんと分かります。

議論をするテーマを正しく捉えることができているか。構造化し、きちんとチームで着地点を見出そうとしているか。その思考プロセスは正しいか、など。

ぶっちゃけ、「元気に意見を言った!」とか「画期的なアイディアを出した」とか、そういうものはどうでも良いのです。

あるテーマに対して、

・現状を正しく認識し、
・ゴールを正しく設定し、
・現状の課題を構造的に捉え、
・論理的に議論を展開する

ということを見られているというのは分かるはずです。

たくさん意見を出すのは目的ではないので注意

より良い提案をすることは大切な目的ではあるのですが、必ずしもたくさんの意見を出すことは目的ではありません。

仰っているように、自己中心的に見られることは多々あるので、気をつけるべきです。

ただし、あくまでもGDに限って言うと、判断をする人事に対して「適切な情報量を与える」ということは大切です。

必ずしも多くの発言をする必要はないのですが、少なすぎるのは問題です。
人事側が判断する情報が少ないと、「んー、分からないから、いいや」と落とされてしまう恐れがあります。

一般的に面接で落ちる理由は2つあり、1つは「知らない」から。ここが8割です。この人がどういう人か分からないから落ちる。
そして、もう1つは「合わない」から。会社に合わないから落ちる。これは、ももうどう足掻いても落ちるのですから、諦めがつきます。

大事なのは「知らない」から落ちるということをなくすことです。
適切に、自分のことを伝えましょう。それで落ちたら、縁がなかったと考えることです。

GDで意識すべき3つのポイント

今までの話をまとめます。
僕がGDで意識すべきだと思うポイントは3つです。

1.テーマに対する現状認識や問題を明確化する。
その問題の原因も分析し、具体的な方向性を示す。

2.明確化された課題に対する「対策」を示すようにする。
ビジネスにおいて実現が可能なのか?どういう効果があるのか?を明確に示す。
答えを出すプロセスが重要

3.役割は何でもいい。そのディスカッションの時間内で、適切に役割を見極め、自分の特徴が(見る側にとって)分かりやすく伝える努力をする。

ちょっと難しいでしょうか・・?

 

少しでも参考になればという想いです。今日も読んでくださって、ありがとう。