そこに思想と哲学がないならば、その仕事は選ばれなくなる
今週、とある尊敬できる会社の先輩と話をしていたのだけれど、やっぱり何か物事をする上で「思想と哲学」が大事。
(その先輩はわざわざ東京から大阪に来てくれた。翌日は朝一で大阪から東北へ行くらしい)
事業や会社なんかでどれだけ事業が大きくなるかとか、売上を伸ばす議論ばかりをするのもいいけれど、結局そこに思想と哲学がなければ、意味がないのだと思う。
僕らは何のために仕事をし、誰と一緒に仕事をしていきたいのか。
世の中には、なくなっても誰も困らない仕事というのはたくさんある。
「誰かの役に立たない仕事はない」というけれど、実際はなくなっても誰も困らない仕事のほうが多い。
困るのは、その仕事をしている人とその家族だけ。
あとは、同業他社が喜んで、1年も経てば世間からは忘れ去られていく。
結局、残り続けていく仕事や会社というのは、そこに思想があるか。哲学があるのか?という1点に尽きるのだと思う。
思想と哲学がなければ淘汰される
人間というのはすごいもので、自分自身がそこに何の想いも理念もなかったとしても、欲を刺激されるだけで自分の人生をささげる。
例えばそれが”お金”だったり、あるいは”承認欲求”だったりするわけで。
僕はこの2年間、仕事を通していろんな組織を見てきたけれど、やっぱりそこに思想や哲学がない組織というのは、うまく人間の欲望を刺激して、ようはアメと鞭で馬車馬のごとく走り続けている。
勿論、その組織に居る多くの人は疲弊していくし、そもそもしばらくの時間を経たら市場から選ばれなくなっていくのだ。
組織というのは人が多くなると、ルールや規則、かくあるべしという議論が先行してしまう。
結局、仕事というのは「誰とするか」が大事だという。
その根底にあるものこそ「思想と哲学」なのだと思う。