自然の摂理を模索する

日々徒然

こちらの記事で書いたのですが、先日ご飯をご一緒した、とある教育業界のお偉い方より、お手紙が届きました。

ハガキありがとうございました。僕は普段は物理学の話などする機会がないので、久しぶりにいろんなことを思い出して楽しい時間を過ごせました。
アインシュタインがノーベル賞をとったのが光量子仮説だとゆってぃさんが言ってくださったので、大学時代に読んだトマス・クーンの「科学革命の構造」の「パラダイム」の概念に感動した経験が、呼び起こされました。自分でもよっぽど楽しかったんだと思います。

お手紙ありがとうございました!

と綴られたその手紙は、2枚に渡ってびっしりとその先生の考え方が書かれていて、ものすごく感動しました。いやあ、直のお手紙をこのような方からもらえるというのは、すごく嬉しいことなんですね。

その先生は専攻が言語学だということですが、幅広く学問に精通していて、本当に教養こそが智の叡智だなと改めて思うのです。

あらゆる学問が知の発展を実現していく過程で、新たしい考え方を提示して、研究のあり方を根本的に変えるきっかけになった先駆者がいることに、いまさらですが、感動を覚えたりしています。

とその手紙にも書かれていましたが、まさにその通りで、そうやって人類の知の歴史は発展を遂げてきたのだと思っています。

教育においても、実社会のビジネスにおいてもまさにそうだと思っていて、「理論」と「実践」の双方からより良いものを模索していくことこそが価値なんだと思っています。僕はそのほんの一端にでも、寄与したいと思っています。

アカデミックでもないし、とはいえビジネスに振り切った生き方でもないと思ってはいますが、どういう形かは模索中ではありますが、その融合というか、アウフヘーベン的なあり方を模索したいと思うのです。

世の中の原理原則は、振り子の法則である

これは僕の持論です。いろんな学問を見ていてもそうですし、物理学という学問に勤しんだ大学時代に出した、その時点での一つの結論でもあります。

わかりやすい表現をいうと、全ての原理・原則はプラスマイナスゼロに収束するようにできているのだと思うのです。

人生もそうで、運気といういみでも、自分の人生や人類の歴史という観点でも、必ずプラスマイナスゼロになると思っていて。

だからこそ、振れ幅の大きな人生を歩みたいと僕は思うし、運のコントロールという意味でも、ちゃんと運の貯金をたくさんしたいと思うのです。

世の成功者たちというのは感覚的にせよそのことがわかっていて、社会に還元をきちんとやるでしょう?しかも一貫して先義後利な訳です。先払いということ。

この感覚こそが「自然の摂理」だと思うのですが、いかがでしょうか。

そういえば、この先生の手紙の中にも「自然の摂理」という言葉が使われていたな。

<追伸>
お手紙、ありがとうございます。
これまで出会った人に対して僕は何百枚とハガキを書いてきましたが、お礼の手紙が届く人はごくごく一部です。
最近では、同世代の友人と、この先生からのお手紙がとても印象的でした。