入社1年半で面接官をすることになったので所感を書いてみた

2018年11月5日就活概論(考え方), 経営戦略, 就活生向け, 社会人2年目(大阪), 経営者向け

ということで、なぜか会社の新卒採用の面接官(&面談官)をすることになりました。本当に僕で良いのか?w

まあ、毎年、数千人規模で選考を受けに来る学生たちがいる中ではもちろん、採用部(人事/採用担当)の人たちと、僕らのような現場の社員が一体となって学生と話をし、お互いにとってベストな選択を模索するわけです。

10月中旬くらいに「新卒採用に協力して下さい」というメールが飛んできました。さらっと斜め読みをして放置をしていたのですが、その後さらに2度ほどメールが来ました。

今月中に一度、採用部の人たちが概要と内容の説明会を開いてくれるそうなので、詳しいことはそちらに参加してみてからになるわけですが、今の僕で思うことを書いてみます。

採用の場というのは、会社が市場に選ばれる立場である

採用の是非とか、どういう立ち位置だとか、そういうことはさておき、そもそも採用の場というのは会社が市場に選ばれる立場である、ということを自覚すべきだと思うんですね。

多くの会社を見ていて「人手不足だからさあ」とか語っている社員や経営者は多いのですが、単に人手不足だから採用ができないのではないのだということ。

特に経営者や事業責任者が考えるべきは、いかに優秀な人に自分たちの会社を知ってもらい、魅力を感じてもらい、仲間になってもらい、その人たちがパフォーマンスを上げることをサポートするのか?ということ。

間違っても「選ぶ側である」とかいう勘違いをしないことです。
世の中の99%の会社にとって、採用を「選ぶ側」と言えるようになるには、100年早いよ。

就活生は「選ぶ側」であり、面接官は「選ばれる側」という感覚

僕の感覚ですが、僕自身が就活生の時は、選ばれるというよりはむしろ「選ぶ側」の感覚が強かったです。ありがたい。

今となっては、ごめんねと思う就活をしていたなあと思うこともありますが、それはまあ、ご愛嬌。巡り巡ってちゃんと社会人として貢献しますね。
(僕の方からお断りをするときに、「いつか一緒に仕事ができれば良いですね」とか言ってた。笑)

まあ、そんなことをうちの会社の採用部や現場で面接をする上の人たちに話をして、どれだけ伝わるのだろうか。

嘘はつかない。ちゃんと選んでもらえる立場として、お互いにとってハッピーな時間となれば良いなあと思うわけです。

ぶっちゃけると、今回この役割をパスすることもできました。だって、僕の仕事じゃないしね。関係ないと言ってしまえばそれまでなのです。

とはいえ、採用の裏側でどういうことが行われているのかということを実感することは、僕にとってすごく興味深いことですし、感じたこと考えたことをこうしてブログに綴ることもできるので、乗っかってみました。笑

やるからには、ちゃんとやります。このブログを読んでくださった学生さんがいたりしないかなあ・・(願望)

就活面接
面接は対等な場であるべきだという僕の主張です。

採用は会社の生命線!多様性こそ可能性と思う

もしこの記事を読んでくれる経営者や、採用に携わる人たちがいるのであれば、忘れないでいてほしいこと。

採用というのは、会社の生命線です。やるなら本気でやりましょう。

多様性こそ、可能性です。
人間の進化、生命の進化をみていればそれは一目瞭然で、学問的にも立証されていることなのです。

自分たちと違う価値観の人間、理解できないけれども本気の人をきちんと採るべきなのです。そのために全力で口説くのです。

そうでなければ、会社や事業に未来はありません。

 

そして就活生の皆さんにもギフトを。

例えば中小企業なら、企業説明会の場に社長が出てきている会社は、まず本気であると思っていいでしょう。

採用を見れば、その会社がわかるというのは本当の話です。

僕が大学時代、本気で入りたいと思ったとある会社の説明会があって、とても期待して東京に行きました。

中小企業なのですが、すごく良い会社だと本当に思っていた。

だからこそ、そこで社長や役員じゃなくて、現場の人が企業説明会で喋っていた。僕はすごくがっかりをして、その時点で、ああ、ちょっと違うなあと思った。誰にも言ってないけどね。

その現場の人(20代)も、すごく優秀な人だと思うんです。それはわかる。

それ自体が良い悪いじゃなくて、それまでその会社の企業説明会は、役員(と社長)がやっていたのだということ。

そして、それを現場に任せてしまった。ああ、本気じゃないんだな、と思ったから、がっかりしたんですね。

 

企業の皆さん。学生は、ちゃんとみてますよ。やるなら、本気でやりましょう。

 

ということで、今日はここまで。また、感想書きますね。ありがとう。