何かを得る人はいつだって全力で生きている

2018年9月4日書評(という名の感想文)

幼い頃、学校の図書館で偉人の伝記を夢中になって読み漁ったことを覚えています。

その人の生い立ち、挫折、挑戦、そして歴史に名を残すまでになった物語。

伝記というのは人類の財産だと思うわけです。

ちょっと前に「しくじり先生」というテレビ番組をやっていたのをご存知でしょうか。
見たことがあるという方も多いと思います。

内容とすると、いま各分野で活躍している人や芸能人の方々が、世に出てくるまでの物語を前でプレゼンするというもの。

ただ1点。自分自身の失敗談、しくじりから学んだことを話すというものです。

世界の偉人版「しくじり先生」と言っても過言ではない伝記をまとめた本を読みました。

「偉人教室」という名の本には、世界中の偉人たちが学校の教室に来て教壇に立ち、トークライブを行うという本です。

偉人を偉人としてではなく、ひとりの人間として特別講義を行うというもの。

エジソン、坂本龍馬、ゴッホ、ベートーベン。

僕が好きな大先輩たちを含めて25人の人たちが講義形式で話をしてくれる。そんな本です。

ひとつのことを突き詰める。やり続ける

彼ら彼女らは何が違うのか。

才能があった。もちろんそうでしょう。

一つ言えることは、自分が「これだ!」と思ったことを突き詰める。生涯を通してやり続ける。

人生というのは長いように思えますが、何かを成し得ようと思ったらあまりにも短すぎる。

彼らですらそうですから、一般の僕らにとってはなおさらなのかもしれない。

否、彼らは、人生の短さを知っていて、だからこそ生涯を通してひとつのことに挑戦し続けたのかもしれません。

その結果、歴史に名を残す偉人となった。

僕がこの本を通して学んだことは、
何かを得る人はいつだって全力で生きている
ということ。

いつでも今が人生です。

常に全力で目の前のことをやり続ける。それが人生を作っていくのかもしれません。


退屈な日常を変える 偉人教室

偉人教室とは、古今東西の偉人たちによる特別な講演会。人間の人生に起きるさまざまな課題、その解決方法を偉人がじかに伝えてくれます。たとえば、「本物の自信のつくり方」…ナポレオン、「私がノーベル賞を取れなかった理由」…野口英世、「『努力すれば夢は叶う』はウソ」…エジソン、「何歳になっても第一線で活躍する方法」…徳川家康、「仕事ってかったるい、と思ったら」…ミケランジェロ、「絶望からの立ち上がり方」…ベートーヴェン、「本当に大切なものを見つめてみる」…一休宗純…etcなどなど、それぞれの人生を振り返り、希望や反省の思いを込めながら、今を生きる私たちにアドバイスをくれます。人生には、いいことも悪いことも起きます。その中で、偉人たちはなぜ人生を全力で駆け抜けることができたのか?人生を前向きに生きるヒントをもらえる1冊です。

退屈な日常を変える 偉人教室