辛い時に助けてくれるのはいつだって言葉の力

2018年9月6日日々徒然

なんども書いていますが、僕は千田琢哉さんという作家さんが好きです。

ちょうど10年弱くらい前、僕が高校時代に出会った衝撃によって、人生が変わったことを今でもよく覚えています。

当時の僕は、地方の一高校生。とりあえず地元から出たく、都会の大学生活に憧れる悶々とした生活を送っていました。

16歳。高校2年の夏に脊髄系の病気をしたことがきっかけで、残り半分の高校生活を送ることができず、病院と家との生活。

そんな僕を支えてくれたのは本の言葉。そして、本が見せてくれる世界でした。

ようやく兆しが見え、人生初めての大学入試を受けたとき、気づけば僕は20歳になっていました。

言葉の力によって助けられた

10代の頃、しんどい時に助けてくれたのは、いつだって言葉の力でした。

そしていつしか、本を書く側に回りたいと思うようになっていた。

向こう側に行きたい。言葉を届ける側になろう。

そう決めた10代の僕を支えてくれたのは、千田氏の本はすごく大きかった。

高校時代はお金がなくて、存分に本を買うことができなかった僕の大学時代の夢は「思う存分に好きな本を買う」でした。

大学時代の僕はそれこそ毎日のように本屋に通うような日々を過ごしていました。(もちろん、千田氏の本もすべて買いました。)

世界中で「お金」=「価値」が回る時代

昨日、電車の中でふと「真夜中の雑談」の更新を見ました。

中井ゆりさんという方が千田さんと一緒にやっている音声コンテンツのメディアなのですが、毎月2本。1つ1,800円の音声を公開するというもの。

毎月いいなと思ったものを買ってダウンロードをし、iPhoneにいれて聞いているわけなのですが、時々「臨時増刊号」なるものを発売します。

昨日ふと見かけた更新はこの「臨時増刊号」だったのですが、その内容がすごくよかった。

つくづくいい時代だなと思うわけです。本を買ったり、人に会ったり、そういういろんな体験をしてまた自分自身の仕事や人生に還元されていく。

1つの音声でいくらかを支払って、それを聞いた人がまた次につなげていく。

世界中で価値というお金が回る時代だということです。

https://ameblo.jp/mayonakanozatsudan/entry-12396605609.html

「真夜中の雑談」過去最高の臨時増刊号でした。(値段もね)

本を書き続けるということ

内容に関してもちょっとだけいうと、27,500円では安すぎるくらいの内容でした。すごくよかった。
(別に宣伝でも回し者でもないですよ。)

1冊を書くまでに、人生全てを注ぎ込むのだと。

本を書くということはつまり、その人の人生が問われているということです。

「書く」というのはあくまでも手段であり、その人の人生の結果として、言葉にしている。

そういう生き様こそが作家という生き方なのだと思うのです。

本を書き続けるということは、主人公として生き続けるということなのですね。

1冊を出すためのプロフィールが大事。

そのプロフィールを考えた時に、自分自身のコースは「エリートコース」か「雑草コース」のどちらか?ということを語っていたのがすごく好きでした。

本物は自分で書いている。

1冊を出すまでに、100冊分を書く。そんな経験をしたいなあ。

これから先の10年が楽しみです。

いつもありがとう。

 

〈追伸〉

ちなみに僕は「雑草コースの上限」です。これからもたんぽぽでいきますね。