ワイシャツのアイロンは自分でかけるという日常

2018年9月4日日々徒然

今日はお昼過ぎまで眠って起きた。土曜日の過ごし方として一番多いのだけれど、僕は誰にも合わない土曜日は、決まって午後まで眠っている。

意図的にそうしているわけではなくて、目覚まし時計をかけずに眠ると、土曜日はお昼過ぎまで眠ってしまうのだ。

気づけば大阪に来て1年と3ヶ月が経ったけれど、去年の今頃は、それこそ平日の夜はほとんど眠れなかった。

今日1日あったことを反芻し、明日のことを考えると、眠りたくても眠れない。

神経が高ぶってしまって、頭の中がぐるぐると巡っている感覚。

半年以上経ってようやく、気づけば眠りに落ちているようになったのだけれど、土曜日は午後まで爆睡という日常は今も変わらない。

休日の過ごし方は人それぞれだと思うけれど、僕の場合は家のことをしている場合がほとんどだ。

生活のこと、自分自身の身の回りのことをする時間というのは、バランスを取るという意味ですごく大切だと思う。

土曜日は午後まで爆睡。夕方から家のことをして、日曜日は仕事に向けてスイッチを入れる。

そんなこんなで、1年目は怒涛のように過ぎていった。

ワイシャツのアイロンは自分でかける

大阪に越して来て最初の3ヶ月は、毎週末、平日5枚分のワイシャツをクリーニングに出していた。

自分でアイロンなんてかけたことがなかったし、時間はお金で買うものだと思っていたからこそ、ワイシャツを10枚揃えて、毎週5枚ずつ交代で着ていた。

それが、去年の夏頃だったと思う。

ひょんなことから、アイロンをかけてみようと思った。きっかけは覚えていない。

毎週、数百円ずつをクリーニングにかけるのが嫌になったというわけではないし(多少はあるけれど)、誰かに「アイロンは自分でやったほうがいいよ」と言われたわけでもない。

なんとなく、いろんなことのバランスを取り始めていた時期で、ちょうどその頃、自分でご飯を作るようになった。

と言っても、まずは炊飯器でご飯を炊き、スーパーで惣菜を買ってくるところから始めたのだけれど、それまでは全てが外食だったし、自分で自炊をしてみようという余裕なんてなかった。

昨日から続いている大阪の雨は、やむことを知らないみたいだ。

土曜日の午後に起き、1週間分の洗濯物を回す。

普段ならベランダに干す洗濯物たちを、お風呂場の中のつっかけ棒にかける。ハンカチや下着を挟むやつだって去年買ったし、ワイシャツやTシャツはハンガーに吊るす。

僕の初めての一人暮らしの部屋は全体的にすごく気に入っているのだけれど、とりわけ、お風呂場に乾燥機能があるところが素晴らしい。

梅雨の時期でも、あるいはこうして雨が続いた時期でも、お風呂場に洗濯物をかけ、乾燥ボタンを押すと、3時間の感想であっという間に洋服たちが乾く。

温風で乾かすため部屋干しの嫌な感じもないし、早いし、太陽の匂いがしないことを除けば、文句なしだ。

今日は夕方、髪を切りに出た後、その足で最寄りのスーパーで買い物をして帰ってくる。

さっとご飯を作って食べて、テレビをつけてW杯を観る。

途中、手持ち無沙汰になって、ワイシャツのアイロンがけを始める。もちろん目はサッカーを見ているのだけれど、なんとなくこういう日常がいい。

サッカーを見ない週末は、音楽を流したり、あるいは時々親と電話をしながらアイロンをかける。

単純な作業だけれど、ワイシャツのシワが伸びていくのと同じように、心がシャキッとする気分になる。

料理も掃除も、きっと今の僕に必要な時間なのだと思う。

実家にいた頃は、全くやったことがなかったけれど。

気づけば七夕の夜が終わっていました。ゆったりとした土曜日の夜。