日常
6月に入り、世間はワールドカップ一色である。
今月は大阪北部の地震があり、また、社会的に色々な問題(と呼べるもの)が起きている中で、これだけ前向きなニュースがあることが日本国内をこれほどいい雰囲気にするのかと改めて感じている。
僕はだいたい夜の21時頃までオフィスで仕事をし、それから電車で帰り、最寄駅のスーパーで晩御飯のいくつかを買い、22時頃に家に帰ってくる。
以前は帰宅後にパソコンを開き、それこそ音楽を聴いたり、海外のフットボールを見たり、あるいは将棋を見たりしながら、一人で晩御飯を食べていた。
僕の日常だ。
それが今は、帰ってきたらテレビをつけ、今やっているワールドカップの試合を見ながら晩御飯の支度をする。
21時頃までオフィスで仕事をするのは、時には20時頃には切り上げることもあるし、22時頃まですることだってある。あるいは、お客さん先の訪問から直接自宅へ帰ることもある。ただ、だいたいが21時過ぎ頃にオフィスを後にする。
朝はだいたいは7時半までには家を出るから、丸っと半日以上、仕事に暮らしていることになる。
そんなこんなで気がつけば、1年が過ぎていた。
時々、夜の道並みを歩きながらコンビニの明かりを目にしたり、人気が少ない駅のホームで、ふと、ハッとさせられることがある。
僕が今立っている場所を、強く意識させられる瞬間がある。10代の頃の僕には、全く想像ができなかった場所だ。
そして、それは時に、どこか懐かしささえあったりもする。
夜、自宅のベッドの上でこうしてパソコンに向かっている今、自分という自分を強く意識した時に、薄暗い部屋の奥で光っているテレビやサッカーの解説の声が、やたらと強く響く。
今の僕と、世界とをつないでいるような気さえするわけです。
気づけば、2018年も半分が終わろうとしている。
あっという間。時間というものを意識させられながら、時間を忘れて今を生きています。僕の日常です。
10年後、僕らはどこに立っているのだろう、なんてことを時折考えながら。