家庭内での語彙力が、子どもの思考を形成する。

2020年5月3日子育て論

勉強をする子どもを育てるには、どうすればいいか?
というものに対する、明確な答えです。
 
受験脳という言葉があります。
受験脳のベースは3歳まで。
受験脳自体は、だいたい8歳までで形成されます。
 
そこから先は、よほどのことがない限り、その角度がひっくり返ることはありません。
 
教育をする上で、一番大切なことは何かと言われれば、それは「本を読む習慣をつける」ということです。
 
子どもの脳の出来は、その家庭内で使われる「ボキャブラリー=語彙力」で決まります。
何故ならば、人は言葉によって思考するからです。
 
難しい言葉のシャワーを浴びている人は、たくさんの語彙力の中から適切な言葉を無意識的に選択し、思考をします。
貧弱な語彙力しかない家庭で育った子どもは、貧弱な思考しかできません。
 
ぶっちゃけ、親で決まるということです。
 
10代までにの教育で、本を読む習慣が出来上がったのならば、あとは放って置いても自分で学習します。
親ができるのは、だいたいそのくらいだと思うんですね。
 
あとは、自分自身が全力で自分の人生を生きる後ろ姿を見せる。
それが「環境」になります。
 
例えば、勉強する子どもを育てたいと思うのであれば、自分自身が勉強することです。
アホな子どもに育てたければ、自分自身が勉強をしない生活をし、極め付けは「勉強しなさい!」ということです。
子どもはそっくりそのまま、それを真似るでしょう。
 
僕の母親は、僕がお腹の中にいる時から、絵本の読み聞かせをしてくれました。
周りの人たち、親戚の人たちからは、笑われていたと言います。
 
僕が生まれて、生後1週間から読み聞かせをしてくれていたそうです。
「そんなことをやったって、わかるわけないよ。バカじゃないの?」
というような目で見られていても、自分が正しいと思った教育をしてくれたんです。
 
その結果、僕が物心ついた時には、自分で手当たり次第に本を手に取り、自ら勝手に勉強をする習慣が身についていました
僕の母親が与えてくれた、1番の財産です。
 
子どもには、たくさんの言葉で、語りかけよう。